2012.07.30 魔物
5時前に電話のベルの音で目が覚めた。でも、うちにはベルの着信音がなる電話はないから、空耳(夢)だったようだ。熱帯夜だったけど、風があって寝苦しくはなかったのにもかかわらず、その後も小刻みに目が覚めた。からだもスッキリしていたので、起きちゃえと、いつもより早く6時過ぎに起きだした。
そのままの勢いで、いつもより20分早く、7時に走りだした。けさも南よりの風があって、それほど猛暑という感じはなかったのだが、往きの緑地入り口までのタイムは、体感よりずいぶんかかっていて驚いた。緑地についてしまえば、1周3.15kmはほとんど木陰だから楽なんだけどね。
ロンドンオリンピック。NHKの中継のテーマ曲になっているので、1日に何回も聖恵ちゃんの歌声が聞けてうれしいのだが、日本選手団には「風が吹いている」のかいないのか。前評判が高かったり、期待が大きかった競技でメダルに届かず、思わぬところで「銅メダル」を獲得したりしている。
以前から書いているように、過大な期待はかけないというのが、個人的な観戦そして応援のスタンスなので、結果がでなかったことには、「ふぅ~ん」ってくらいの感想なんだけど、「金メダル」を前提に企画を組んでいるマスコミや、それを大きな販促に使おうとしていたスポンサーは落胆しているだろうな。北島康介や内村航平には、C社のスポーツ飲料だとか、A社の「勝ち飯」とか、大きなスポンサーがついているもんね。
直前の会見では、期待を裏切らないようにというか、スポンサーの手前もあって「目標は金メダル!」と威勢のいいことを口にしたけど、じつは調整がうまくいっていなくて・・・なんていう話が後になって出てきそうな気がする。それも過度な期待とか、広告塔としての使命だとか、本来、競技にまっすぐ向き合っているだけなら、ついてくることのない「余分なもの」がそう仕向けているんだろうな。「オリンピックには魔物が住んでいる」っていう言い方があるが、魔物は会場にではなく、そのメダルの輝きを何とかうまく利用しようとしているまわりにいるんだと思う。そんな「魔物」の重圧から解き放ってあげて、のびのびと取り組ませてあげたいものだ。
きのうきょうと、夜はオリンピック中継ではなく、読書に時間をあてている。でも、きのうの夜の柔道の不可解な判定の瞬間は、ちょうどLIVEで見ていた。あれこそ、選手にとっては理解不能な「魔物」だったなぁ・・・。
きょうの名古屋は、名古屋らしくない「カラッとした」真夏日だった。気温は34.4℃まで上がったんだけど、南よりの風が強めに吹いていて、扇風機もいらないくらいの気持ちのよい一日だった。仕事の合間に見上げた空は、とても青くて、清々しい気分で仕事ができた。今夜も寝苦しさはなさそうだし、こんな夏なら大歓迎なんだけどな。