けさも22.4℃まで気温が下がって快適な朝。スッキリ晴れた青空と、半袖のランニングウエアの腕を撫でていく風がとても心地いい。でも、ここ1週間ほど症状が重くなってきている涙目・目のかゆみ・鼻水は、きょうも結構酷くなりそうな予感。春と違って夕方から夜にかけてピークがくるんだよなぁ。
とりあえず、きょうもいつもどおりに10.8km。べつにシューズにあたっているわけではないけれど、右足親指が少し痛い。気にしだすと走りのバランスが変わるので、そのまま走り切る。走り終えればなんてことないんだよなぁ・・・。
夕方、法務局に出かけた。先日は摩訶不思議な写真が撮れたことを書いただけで、何をするために出かけたのかは書かなかったので、きょうはあらためて書いておこう。8月に住宅ローンを完済したので、ローンの借入の際に設定されていた抵当権の抹消手続きを行ったというのが、今回の法務局訪問の理由だ。
ローンを組むときに、土地と建物に抵当権を設定したのは、金融機関(うちの場合は住宅金融公庫、今は住宅金融支援機構)なので、完済したことでそれを抹消するのは、金融機関がするのが当然のことと思われるだろうが、実は、この手続は、借金の形に土地や建物をおさえられていた側が行うことになっている。
実際の手続きはわたしたちがするのにもかかわらず、書面上は金融機関が手続きをするかたちなので、わたしたちは金融機関から委任を受けたかたちでその手続きをすすめることになる。なので、やたらと書類が多くてとても面倒くさい。わたしのように、平日でも時間のやりくりがついたり、法務局が近くにあるようなケースならいいが、ふつうの勤め人では、これは結構大変なこと。いきおい司法書士さんに頼むことになるのだろうが、10,000円くらいというのが代行してもらう費用の相場らしい。
ケチなわたしは「じぶんでやってみる」ことを選択し、ネットでおなじようにじぶんでやってみた人のブログを見つけ、イチからはじめてみた。一応、登記申請書以外は金融機関側が用意してくれていたし、登記申請書はネット上にいくつかひな形があった。そこに抵当権設定契約証書に書かれているとおりに、一字一句間違えないように書けばいいのだが、あれっ?これってどうするんだっけということはひとつやふたつではなかった。
登記申請書はパソコンで作ったし、最悪、近いんだからまたいけばいいしと、どうしても不安なところだけ空欄にして、さらにひととおりコピーを用意して窓口に出向いて、「一部、確認していただいてから提出したい」と申し出ると、カウンター横のパーテーションで仕切られた相談窓口を示された。
そこには、おそらく定年退職後、嘱託で相談を担当していると思われる年配の男性がいて、こちらの質問には、ホンのひとことふたことで指示を返してくれた。べつに怖い感じの人じゃないからいいけれど、もう少しやわらかい接し方ってできないのかなぁ・・・というところ。まぁ「法務局」だからねぇ。
わからなかったので空欄にしておいた委任状の本人欄は、住所と氏名が必要だったし、抵当権を設定されていた物件を記入しなくちゃいけない箇所が2箇所あったし、借入当時の住宅金融公庫が住宅金融支援機構に変わったことで、あらたに書面を1枚作らなくてはいけなかった(これはほとんどの人が必要になるからだろう、すかさずプリントしたものをくれた)し、コピーを差し入れた金融機関の代表者事項証明書には、「原本と相違ありません」と一筆書き加えなくてはいけなかったし・・・。
言葉少なの窓口さんだったが、ここは「同所」とすればいいとか、ちょっとしたアドバイスはくれたりしたので、なんとか無事申請ができたし、その後、不備を知らせる電話もなかった。まぁ、ともかく相談窓口さんがいなかったら、とても大変なことになっていたはずだ。司法書士さんへの10,000円の節約というのもなかなか骨が折れるしごとではあった。
そして、本日登記の完了の確認と、一部の書類の返却を受けるために、ふたたび法務局へ。無事「抵当権抹消」の登記が終わったことを伝えられたので、念のため、登記事項証明書(登記簿謄本)を取得してきた。最後のほうに「【登記の目的】 ○番抵当権抹消、【原因】 平成24年8月○日完済」とちゃんと書かれていた。あぁ、これでやっと土地も建物もじぶんのものになったんだなぁ・・・と、ちょっと感慨深いものが。
でも、やっぱり、この手続はなかなか面倒だ。時間と手間を考えたら、司法書士さんに頼むのもそんなに高くないのかもしれないね。わたしは、基本的に「やりたがり」だからよかったけれどね。
お天気はゆっくりと下り坂。夜に入ってジメッとしてきた。その加減か、思ったより鼻の具合はわるくない(目は痒いけど)。どっちが快適なんだろうな。