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2012/10/09

2012.10.09 努力の人

 6時25分起床。けさからふだんどおりの始業前の朝RUN復活。どこかに異常を知らせるサインはないかと気にしながらのスタートだったが、左膝の後ろと右太ももの前側にちょっとハリがある程度で支障なし。ただ、ペースは上げず(上げたくても上がらず)km5分40秒くらいで、秋晴れの下気持ちよく走ってきた。ふくらはぎは確実に一回り太くなっている。むくんでいるわけではない。

 きのうノーベル医学生理学賞を受賞した山中教授もランナーだ。きょうの会見で、奥様が「疲れているのに走りに出ていってしまうので、見かけた方はほどほどにって言ってください」と語っていたが、疲れている時とか、考えが煮詰まっている時とかこそ、走りたいんだよね、ランナーとしては。

 今回の山中教授の受賞は、ある程度想定されていたことだったのだろう、夜の受賞決定というのに、朝刊にもさまざまなエピソードを含む関連記事が多く掲載されていた。その中にあったこの話には、ちょっと笑みが浮かんだ。

 この山中教授は整形外科の研修医だった頃は「ジャマナカ」と呼ばれていたという。ふつうなら20分で終わる手術に2時間もかかり、指導医や看護師さんだけでなく、手術を受けていた患者さんにも呆れられたという。局所麻酔だったから、その一部始終を聞いていた患者さんからは、問題視されてもしかたない状況だったけど、幸いにしてその患者さんは山中教授(当時は一研修医だったが)の友人だったそうだ。

 そんな山中教授も、外来診療では、丁寧に話を聴いてくれる先生ということで患者さんの信頼が厚かったという。研究者に転じて、iPS細胞の研究でノーベル賞を取るに至るのだが、不器用が故の丁寧でコツコツ根気よく積み上げていくふだんの努力が実を結んだのだろうな。「あきらめずに、一生懸命努力すれば夢はきっと叶う」なんて!青臭いことは言わないけど、自分の持っている能力を最大限発揮させるのは、ふだんからの地道な努力の積み重ねでしかないんだろうな。コツコツと1歩ずつでも前に向かって進み続けることが肝心ってことだ。

 夜、作業の手をちょっと休めて、アニキ金本知憲の引退セレモニーを見た。引退会見のときと違って、きょうは涙はなく、すっきりとしたというか、肩に背負っていたずっしりと重いものを下ろしたサバサバとした表情だったのが印象的だった。少し前に書いていることに照らせば、金本選手は、まさに努力の人だったということだ。

 ウイニングボールはレフトフライで金本選手のグラブに収まるところなど、演出されたわけではないのに、そういう運も持っていたということなんだろうね。あ、もちろん運だけじゃないというか、運はあとからついてくるおまけのようなものだったのだろうけど。

 横で一緒に見ていた妻が「阪神ファンじゃないのに最後まで見ちゃったじゃないの」とつぶやいていたが、他のチームのファンをも惹きつける魅力と華のある選手だったということだ。来年のタイガースは大変だなぁ。

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