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2012/10/25

2012.10.25 監督・コーチ・大将

 いつもどおり6時30分に起きだす。けさは薄い雲がひろがっていて、放射冷却が少なかったのだろう、最低気温は10.9℃だったようだ。ただ、陽射しが注いでこない分気温の上がり方がにぶく、走っている間はきのうと変わらない感じだった。そんな朝、わが家のハイビスカスがまた花を開いた。

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 緑地の1周目、あまり見かけないランナーに「おはよう」と声をかけられ、そのままスイッと抜かれた。わたしと同じような蹴らずにピッチで稼ぐ走り方のランナーで、km5分をちょっと切るくらいの決して速くはないペースだが、残念ながら追いつけない・・・。

 でも、ちょっと引っ張られるようにペースが上がって、トータルでkm5分ちょっと。こんどの日曜に迫った「ナゴヤアドベンチャーマラソン」は、このペースで走りきれれば「サブ3.5(3時間30分を切る)」も見えるのだが、今のわたしにはオーバーペースだな。お天気も雨のようだし、11月の「大阪マラソン」に向けての調整という位置づけは変えないことにしよう。

 きょうはプロ野球ドラフト会議。テレビのスイッチを入れたら、ちょうど大阪桐蔭の藤浪くんの「くじびき」がはじまるところだった。4球団の競合から和田監督が見事に指名権を引き当てた。ことしは、監督として仕事をしてなかったというようにしか思えずにいたが、きょうやっと仕事をしたってところかな。せっかく強運で獲得できた(って言ってもいいよね)藤浪くんなんだから、ドラフト1位指名の選手を育てることが下手なタイガースとしては、これまでの轍を踏まないように大事に育ててほしいよな。

 きのう、中日ドラゴンズの権藤ピッチングコーチが退団した。ピッチャーの起用法をめぐって高木監督と確執があったようなので、クビになったって言ってもいいのかな。中日ドラゴンズのファンではないわたしだけど、この権藤さんのコーチングはすごいなって常々思っていた。

 ことしの中日でも、エース吉見や抑えの浅尾、岩瀬が離脱するという非常事態を迎えながら、去年までは聴いたこともなかった名前の投手が次々に出てきて、それが気持ち良いくらいに活躍して、結果、巨人をギリギリのところまで追い詰めるところまでいったというのも、権藤コーチの手腕によるところが大きいはずだ。

 権藤コーチのコーチ論は、「教えない教え」という本を出していることからもわかるように、技術や理論を教えることはしないというのが基本らしい。プロに入ってくるほどの選手は、みんな素材としては一流だし、実績もあるわけだから、その良いところをみつけて伸ばしたり、持っている能力を引き出してやればいいだけで、技術や理論を押しつけると選手をつぶしてしまうスタンスだという。ピッチャーについても重視するのは、投手のプライドを守ること、ファイティングスピリットを注入することだけなんだそうだ。

 世には「教え魔」というような人がたくさん存在して、それぞれに異なった切り口で導こうとするから、それを受け入れるほうは混乱するばかりで、ますます袋小路に追い込まれていくということもよくある話。もちろん、一から技術を覚えこまさなきゃいけないケースもあるだろうし、このあたりの見極めというか、さじ加減というのがむつかしいところだ。

 先の「何も仕事をしなかったに等しい」とファンに思わせている和田監督と、おなじ1年目で日本シリーズに駒を進めた日ハムの栗山監督との差はどこにあるんだろうって思うと、この「良いところをみつけて伸ばしたり、持っている能力を引き出してやればいい」ということができたかできなかったかというところのような気がする。もっとも、タイガースには、人気のある選手をスタメンで使わなくてはいけないというような人気球団ゆえのジレンマがあったに違いないが、せっかく監督が若返ったんだからそこはぶっ壊しちゃえばよかったんだけどな。

 ぶっ壊すといえば、石原慎太郎東京都知事が、知事の座を投げうって国政に打って出るらしい。個人的にはどちらかと言えば嫌いな人なんだが、今の政治家にないカリスマ性は持っていると思う。大将はやっぱりそれなりの器の人がつくべきだという思いからすれば、対中国や、対韓国ではちょっと危険な匂いもするけれど、ハッキリものが言える石原慎太郎は選択肢のひとつにはなり得る。

 経済も外交も、東北の復興も待ったなしの状態で、可及的速やかに取り組まなくてはいけない課題が山積している時に、「年内の解散を確約しなければ国会審議に応じない」ってまったく寝ぼけたことを言っているような政治家ばかりというのが情けない。そんな腰が据わっていない有様だから、鵜の目鷹の目で予算の分捕りを狙っている官僚に、復興予算をつまみ食いされちゃうわけだ。この国の行く末よりも、議員バッチをつけ続けられることのほうが大事なんだからしかたない。当然のことながら、自分で自分の首を絞めることになる定数削減なんて、彼らにできるはずがない。あぁ・・・だんだん腹立たしくなってきたぞ。

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