2013.01.23 早期退職
きのうも日付が変わってすぐの時間にベッドに入ったので、6時間きっちり眠れて寝覚めは良い。6時過ぎには一旦目を覚ましていたが、起きだしたのは6時30分。けさは最低気温が2.4℃「も」あって寒くない。7時17分、気温3℃の中へに走り出すが、肌シャツの上に防風のウエアを直接羽織っただけで全然問題なかった。ことしの冬は寒さに慣らされているので、平年を上回るこの気温だと、とてもあたたかく感じてしまう。
朝刊の1面に、「物価上昇率2%を目標」「生活保護支給額の引き下げ」という記事が並んでいる。どちらもここに書いてきたことだから、今さらなぞるつもりはないけれど、一般市民にとっては、懐の寒くなる思いがする話だ。
物価上昇率には、価格変動の大きい生鮮食品は含まれない。国際的に価格競争に巻き込まれている家電や電子機器やクルマは値上がりするとは思えないし、マクドもミスドもユニクロもguもしまむらも、安さを標榜しているファスト系の企業は簡単には値上げに転じないだろう。となると、円安の影響も受けることになる原材料を輸入に頼っているものから値上げがはじまるのだろう。
たぶん、原油や小麦などを原材料とした加工食品や公共料金などが先陣を切ってくるのだろう。そして、先に書いたような値上がりしにくいものの分も含めて、2%の目標達成のために、ドンと大きく値上げになりそうな気がする。わたしのように年俸制で途中から収入が増えるということがない者にとっては、厳しくなること必至だ。
おなじ朝刊の1面には、ことしの年度末で定年退職を迎える警察官や先生の中から、相当数の人が、前倒しで今月そして来月に退職するという記事が載っていた。なんでも国が国家公務員の退職金を引き下げることになった(1月1日に施行されたらしい)ことから、全国の都道府県に同じような条例を制定するように通知していて、それに呼応するかたちで2月1日や3月1日に条例を施行することになり、その前に退職しようということのようだ。
この条例が施行されると平均で150万円退職金が少なくなるということで、本来の仕事の区切りである年度末(3月末)を待たずに、今月や来月に早期退職する人が続出しているのだそうだ。先生の中には学級担任も多数含まれているというし、教頭もいるらしい。警察署長級の幹部や、地域唯一の派出所勤務の警察官もいるとのことで、本来の人事異動を繰り上げたり、非常勤講師や臨時任用などで対応するということだ。
年度末、新年度という明確な区切りがあるにもかかわらず、このタイミングで施行すればこういう混乱が生じるということは容易に想像がつくはずだから、そもそも条例を可決したこと自体が問題だけど、公務員、とくに教職にある人や署長級の幹部が、たしかに150万円も違えば・・・とは思うけれど、退職金の目減りのために年度半ばで仕事を放り出すということが信じられない。
年俸制でボーナスもなければ、退職金もないわたしだけど、仕事にはプライドをもってやっているつもり。少なくとも、中途半端なかたちで投げ出すなんてことは到底考えられない。定年退職を迎える人といえば、わたしより少しだけ年上の人たちのはず。こんな情けない職業意識だったのかってさびしくなってしまう。
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