けさも15分前倒しスケジュールで1日をはじめる。6時15分起床、けさは寒さを感じない。走りだした7時の気温は3.7℃もあって全然冷たくない。いつもは、鳥のさえずりだったり、木立を切り裂くように差し込んでくる朝の光だったり、そんな自然の姿に心癒されながら走っているのだが、きょうは憤りながら(?)走っていた。
憤りの元は、きのう報じられた生活保護支給水準の引き下げのニュース。たしかに不正受給もあるかもしれないし、職を持っている人の収入より生活保護費のほうが高いという現象も起きているかもしれない。何より生活保護に係る費用も膨らんでいて、財政を圧迫しているのかもしれない。でも、生活保護の支給額って、人が人らしく生きるための最低限のラインじゃないのだろうか。それよりも最低賃金を引き上げて、派遣やアルバイトも含めてその金額を遵守することを企業に求めたりして、とにもかくにも低所得者層の収入を底上げすることが先じゃないのだろうか。今のままの状況で、生活保護支給水準を引き下げたら、つられるように低所得者層の収入も少なくなるだけのような気がする。
物価上昇率を2%台まで上げることで、デフレから脱却し、企業の収益を上げることで、給与が増え、さらには雇用も増えるというのが、安倍総理の経済再生戦略だが、まずは、デフレ脱却の象徴的な例を狙ってか、マクドの値上げ実証実験が福岡ではじまっている。
物価上昇率のターゲットは2%台のはずなのに、この実証実験では、「ハンバーガー」や「マックシェイク」などの100円マックが120円になり、「チーズバーガー」は120円から150円に値上げされている。きょう出された社長のコメントは「福岡のほうでこっそり値上げしたというような話が一部であがっているが、そうではない。こういったことは包括的な価格の見直しとして試験的に常にやっていること。全国の店舗で反映するかどうかは検証した結果次第。すぐかもしれないし、来年かもしれない」というもの。
もともと福岡・静岡・北海道はテストマーケティングによく使われる道府県だから、社長の言うように、値上げによって売上数量が減少することと、値上げによって増える利幅との兼ね合いを「実証」しているのだろう。会社の経営的にプラスとなることがわかれば、たちまち全国に展開するであろうことは想像に難くない。マクドが動けば、ここぞとばかり追随するところが出てくるだろうというのも明らかだ。
こうして、どこかに蟻の一穴が開けば、あとは推して知るべしだ。ガソリンも上がっているし、自賠責保険も上がる。そこに、この「デフレからの脱却」を旗印にした「価格見直し」という名の値上げが加速したら、公共事業とは縁遠いわたしたち低所得者層は、財布の紐を固くせざるを得ない。なんか新年早々嫌な予感がしてしかたない。
こいつ何考えてんだろうって思ってしまったことをあとふたつ。目立ちたがりやなのかなんだか知らないけれど、中国に行って、尖閣諸島は「係争地である」との認識を示した元「政治家」で、今は民間人のH山氏。もう外交的な影響力はないから中国も本気にはしていないと思うが、人騒がせな輩だ。
そしてもうひとり。こちらもまたパフォーマンス型のH下氏。「入試をやめることが子供たちのためになる」と、桜宮高校の体育科の入試中止を求めているが、従わなければ予算の執行を凍結するとまで言い出した。さらには、校長や教頭、運動部の全顧問を異動させることが「絶対条件」と言い、従わなければ人件費を執行しないと、こちらも予算を人質にとっている格好。すごく危険なにおいがする。
ほらほら、あちこちから本性が現れてきたというか、化けの皮が剥がれてきたというか・・・なんか怖い世の中になってきたぞ。
あ、そうそう。太陽光発電の工事は、本日無事終了して、夕方前から発電がはじまりました。説明を受けたのが、もう日が西に傾いてしまっていた時間だったので、もう売電ではなく買電が始まっていたけれど、あした以降、どれだけ電気を作ることができるか楽しみだ。あしたにも屋上の様子を見てこようと思っている。こっちは楽しみな話題だ。