きょうは雲が多くて陽射しがすぐに陰ってしまうが、風がおさまったし寒さは感じない(最低気温2.5℃)。6時30分に起床し、7時19分スタートでいつもの緑地へ走りに行く。うちの近くは、祝日は関係なく曜日で稼働する製造業の現場が多いので、いつも見かける人とのすれ違いが多い。わたしもふだんの月曜日とおなじように9時前から仕事をはじめたのだが・・・
いつもは遅くても13時頃には届く入力作業用の帳票が届かない。14時30分ごろまで待ったが届かないままだった。とくに「日祝配達指定」をかけなくても、祝日は配達してもらえるよう運送会社には伝えてあるので、きのう出荷を忘れちゃったのかなとあきらめた。本社もメーカーさんもおやすみということで、メールで作業の依頼も届かないし、きょうはここまでで仕事を終えて、本を読みはじめた。読みはじめたのは白石一文の「ほかならぬ人へ」。一気読みで夕食前には読了した。
この本をちょうどグイグイと読み進めているところに、帳票が届いた。どうしようかなぁと一瞬考えたが、作業はあす行うことにして、読みかけの本に戻ることにした。まぁ、本来休みの日だからいいやね。
昨夜は、次男の誕生日を祝うということで、わたしたち夫婦と次男夫婦で食事に出かけたのだが、そのお店で見かけた家族のことがずっと気になっている。
そのお店は、スタッフが元気いっぱいで活気があることや、「しめさばの炙り」という料理では、雑草を焼きつくす時に使うような大きなバーナーを持ってきて炙ってみせたり、車えびの踊り食いは、生簀からもってきた車えびを活きたまま殻をむいてくれたりと、料理の「味」だけでなくエンターテイメント性もあるお店だ。
「大あさりのすくいどり」は、生簀の大アサリを柄杓ですくって、捕れただけを浜焼きや酒蒸しにしてくれるというもので、うちは次男の嫁ががんばって8個すくい取った。それだけでもワイワイ盛り上がるのだが、その記念写真を撮ったり、美味しくなる魔法をかけると称して、片手に大アサリの入ったバケツを持ち、片手にタンバリンを持って歌って踊ってみせたりする。これには、客であるわれわれもノリで一緒になってハシャゲば、より楽しめ美味しいものになろうというもの。
そんなこんなでわたしたち4人は、お腹も満腹なら、「ココロも満タンに」って感じで大満足の食事だったのだが、となりに座った家族の異様さは今も気になってしかたない。中学生くらいの女の娘と、小学校3~4年くらいの男の子とおとうさん、おかあさんという4人家族と思われるのだが、女の娘とおかあさんは、はじめからずっとスマホをいじっていて、スタッフの男の子が威勢よく料理を運んできても、一瞬、目を上げるだけで、無言のまままたスマホに目を落としていくのだ。
俗にいう反抗期で「休みの日に親と一緒に食事に出かけるのなんてかったるい」と思っているということなら、この中学生の女の娘の態度は。まぁ見過ごせるのだが、このおかあさんの無表情ぶり(千と千尋の神隠しの「カオナシ」みたい)と、会話のなさとテンションの異常な低さはとても理解しがたい。「大あさりのすくいどり」もおとうさんと男の子だけが生簀のところに行っただけで、おかあさんと女の娘は動こうとせず、スマホをいじっているだけだった。
男の子も、あのくらいの年齢なら、ふつうはもっと「わぁっ」とか「すげぇ」とか声に出しそうなものだが、ふだんからこんな感じなのだろうか淡々としていて、盛り上げようとしているスタッフも困惑気味。大アサリに美味しくなる魔法をかける歌と踊りには、わたしたちが手拍子で盛り上げてあげたくらいだ(って、わたしたちは悪ノリだったかもな)。
一足先に食事を終えたわたしたちだったが、お店を出て車に乗り込むなり、ひとしきりその異様さが話題になった。他所の家のことだからとやかくいうことではないけれど、なんかこどもたちがかわいそうだなぁ。
ちなみに、この元気なお店は「あさり家わっしょい」というお店。わたしたちが行ったのは2号店の大府市にある「次男坊」。本店(1号店)は日進市の名鉄日進駅直結のところにあるらしい。エンタメ性のあるメニューをたのしむなら宴会コースにしたほうがリーズナブルだと思いますよ。(あ、べつにお店から賄賂をもらっているわけじゃないので)