キレイな青空がひろがった朝だった。でも、一瞬肝を冷やしたというか、気持ちが落ちた朝でもあった。平日は6時30分にスマホのアラームをセットしていて、ファンモンかいきものがかりで起きだすことにしているのだが、けさはいつの間にか電源が落ちていて、ファンモンで気持ちよく起き出せなかったのだ。この現象は3回め。最初は、充電を忘れていたかなと思って、その夜から、眠る前にフル充電することにしていて、昨夜も0時40分頃「充電完了」になっているのを確認してベッドサイドに持っていったのだ。
じつはこのスマホ、おととしの11月に買った時からダメな奴だったのだ。とにかくタッチパネルの反応が悪く、新着メールの確認、電話の着信、アプリケーションの立ち上げなど、あらゆる動作の起動が遅くて、1ヶ月目からなんどもクレームをつけてきていた。ただ、なぜかショップのスタッフの手にかかると、嘘のようにタップへの反応がよかったりして、ふだんの不具合が再現できず、初期不良ではないかという主張には、まったく耳を貸さなかったし、問題視もしてくれず修理という話も出なかった。
笑うしかなかったショップのアドバイスは、指が冷たいとタップの反応が悪いことがあるので、指先に息を吹きかけてちょっと温めるといいですよ、というもの。まったく嘘だとは言わないが、このauのスマホに乗り換える前の2年間、iPhone3GSを使っていて、今もミュージックプレーヤー代わりに活躍しているこのスマホで、タッチパネルやタップの動作でストレスを感じたことなど一度もなかったのだから、こんなのなんの解決にもならない。
そうこうするうちに通常の1年の保証期間が切れた。気持ち的には、今すぐにもこのスマホを破棄して、新しいもの(できればキャリアごと、そしてシャープじゃないメーカー)に乗り換えたいというのが本音だったが、分割の2年縛りが切れるまでだましだまし使うしかないなと諦めることにしたのが去年の11月のこと。お金もないし、そもそも通話にはほとんど使わないし、出かけた先でのSNSもノートPCですることにしたしで、なんとかことしの11月まで使っていこうとしていたのだ。
2月あたりから、メールの文字入力ができなくなったり、ステータスバーの時計が遅れはじめたり、電話帳から電話をかけられなくなったりと、さらに時々変な挙動を示すようになってきた。メールやSNSはパソコンに取って代わらせればいいが、スマホって基本「電話」のはず。携帯電話でまともに通話ができないってどうよ・・・って思っているところへの、バッテリー落ちだ。音は悪くないし、カメラ機能も結構いいし、デザインが気に入っていたのに、アラームとしても使えなくなっては、どうにもならない。
けさのバッテリー落ちを受けて、「とりあえず修理!」と決めた。保証期間が切れたあとのauのサポートの回答では、期間終了後も状況によっては無償修理もありうるということだったし、よくよく考えたら「安心サポート」に入っているので、わたしの瑕疵によるものではない修理は無償のはずだ・・・ということで、バックアップを取り、おサイフケータイのsuicaの残高をサーバに預けて、初期化されても大丈夫な態勢に整え、スマホの前に使っていた傷だらけのガラケーW61CA(これが結構いいやつだったんだ)をフル充電して、開店と同時にauショップに乗り込んでいった。
20代前半と思われるショップスタッフの女の娘。概要をざっと説明すると「では、修理ということでよろしいですね」と、修理にあたっての免責事項や初期化への承諾などの説明を淡々としはじめた。実際に点検、修理の結果がどうであれ、この段階では、とにかく本体の「不良」という言質をとられまいという姿勢が見え見えでとても情けなくなる。
ほんとに一言二言なんだと思う。
「このたびはご不便をおかけして申し訳ありませんでした」であり、「いちどお預かりして確認させていただいてもよろしいでしょうか」・・・
もう、ここに至っては、初期不良を認めろとゴネるつもりも、修理ではなく交換だとネバルつもりもなく、諦観しているわたしなので、ほんとにそれだけで良かったのだ。おそらく、クレーム対応の訓練はしっかり受けているのだろう。硬い表情を緩めることなく淡々と手続きを進めていく姿には、接客業、サービス業としての人間味はまったく感じられなかった。
ということで、見積もりまで約1週間、水没とか落下とか、わたしに責のある不具合ではないので、万にひとつも「有償修理」となることはないはずなので、修理にOKを出してさらに約1週間。久しぶりにガラケーと2週間を過ごすことになった。もしかしたら、通話はほとんどしないので、このガラケーとタブレットという組み合わせもありかもしれない・・・。あ、いやいやお金もないことだし、ちゃんと直ってきてもらって、キッチリ働いてもらわなくてはね。
最後に、きょうauショップの女の娘に見せるために作った、現在の不具合と購入からここまでのサポート(?)の対応を転記しておく。どこのキャリアも同じだとは思うが、お客さま目線に立っていないことがわかってもらえると思う。10年前だったら初っ端からガンガン闘っていたはずだけどね。
その機種は、シャープ製 AQUOSPhone IS13SH。発売日当日に購入した初期ロットだ。
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■本日、出現した現象
・バッテリーが放電し、本体電源が落ちた(3回目)
5日0:35分頃、充電完了を確認し、6時30分のアラームを設定。すべてのアプリケーションの終了を確認した上で就寝。朝6時、本体電源が落ちているのを確認。バッテリー残量がゼロだった。昨日日中は、マップ機能をGPSも使い運用したりしたが、朝の充電完了から夜23時頃までとくに問題なく使用できた。
・タッチパネルの反応が遅い
・タップに反応しない
この2現象は、購入当時から。何度か販売店で見てもらうが、現象が再現できなかったり、許容範囲と言われたりしてきた。スマホはこの程度と言われたが、1年半前まで使っていた(今もミュージックプレーヤーなどとして使っている)アイフォーン3GSはもっとサクサク動く
・ステータスバーの時計が遅れる
サブディスプレイの時計は合っている。通知画面の時計も遅れているが、タップして「時計」メニューを開くと正しい時間を示している
・電話帳から電話がかけられない。
・電話帳から通話をタップすると2回かけてしまう。
タッチパネル、タップへの反応の問題と同じ理由と思われる。
・メールソフトが正常に立ち上がらない
「メール」が正しく起動していない旨のアラートが出る。強制終了と待機のうち、待機をタップすると、メールソフトが立ち上がる。
・新着メールが開かない
メール着信を受けて、アプリを立ち上げると新着ではなく、先に受信していたメールが表示される。
・メール作成画面での文字入力ができない
メール本文、タイトルなどの画面をタッチすると、コピーなどの「範囲指定」の機能が立ち上がり、文字入力ができない。
■これまでのサポート対応
2011年11月 購入
2011年12月 au名古屋で相談
故障と思われるほどの症状は再現できず、メールソフトとバッテリー系については、近日中に ソフトウエアアップグレードがあるので、それで対応してほしいとのこと。初期不良の報告はない。再起動を頻繁に行なってほしい。利用後のアプリケーションはこまめに終了してほしいとのアドバイス。
2012年5月? ビックカメラauコーナーで相談
若干タップへの反応が遅いが許容範囲。液晶保護シールを貼っていると反応が悪いことあるということで、シールをはがす。
2012年10月? イオンモール新瑞橋店で相談
とくに不良と思われる症状は認められない。指が冷たいと反応が遅いことがあるというアドバイス
2012年12月 auサポートセンターに相談
電池パックの脱着、不要なアプリやウイジットの終了を提示。それでも改善しない時は、auショップでの「点検」を受けるようにとのアドバイス。初期不良は発生していないので、端末に問題があったとしても交換には応じられない。修理となった場合の有償、無償の判断はauショップが行う。
2013年2月 auショップ笠寺に相談
機種変ゼロ円のスマホがないかと尋ねるが、おサイフケータイ非対応の機種だったので機種変は行わず、タップの反応を確認してもらうが、とくに修理を必要とするほどではないという回答。