2013.08.15 反省と誓い
けさの名古屋の最低気温は26.7℃。湿度が80%近くあって蒸しっとした朝。きょうも3時過ぎにいちど起きて水分を摂った。なんだか、すっかり習慣のようになっている。起きだしたのはいつもどおり6時30分。薄く雲がかかっているのと、少しずつ日の出が遅くなっていることもあって、射すような強い陽射しはない。
7時15分スタートで、いつものように走ってきたのだが、きょうも行きあう人たちの顔ぶれが違うし、JR駅前の人の数も少ないし、走っているクルマの数も少ないので、休日に走っているような感覚になる。でも、きょうはまだ木曜日。緩んでいるわけにはいかないってネジを巻きなおす。きょうも10.8km。
きょうも15時すぎ、仕事に一区切りがついたところで、おしょらいさまを送りにお墓までドライブしてきた。13日の夕方にお迎えして、15日の夕方前には「送り火」を焚いて送ってしまうって、なんだか慌ただしい。在宅勤務で時間の融通(やりくり)が利くこともあって、去年からこの期間に夏休みをとるのをやめたこともあり、そもそも信心深くないこともありで、そのわずかな期間もまじめに仏壇の前に座ることがなかった罰当たり者のわたしだ。まぁ、諦めてくれていると思うけれどね。
8月15日、旧盆であると同時にかの悲惨な戦争が終わった日だ。以前にも書いたが、わたしは「戦争を知らない子供たち」だ。父はその辛酸をなめた時代のことは、まったく語らなかった。それでも、まだ終戦から間もなかった頃だから、学校でも地域の図書館でも、戦争の悲惨さ、その傷痕の深さについて見聞きする機会はあった。
わたしたちのこどもの世代は、今の「平和」な日本しか知らない。戦争って歴史の教科書に載っているだけで、実感を伴ってその悲惨さを感じることができないだろうと思う。ことし「永遠のゼロ」を読み、「終わらざる夏」を読んで、この国が戦争をしていたこと、そして、その大義名分はともかくも、戦場に送られた者も銃後の守りを担った者も、国民すべてが未来を奪われ、辛く悲惨な日々を送らざるを得なかったことを、語り継いでいかなくてはいけないと思ったし、彼ら彼女らのために、戦争放棄を明言した平和憲法を守りぬかなくてはいけないと思っている。
安倍総理は、きょうの全国戦没者追悼式の式辞で、歴代首相が式辞で述べてきたアジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたことへの「反省」に触れなかったという。「不戦の誓い」という文言も使わていない。選挙に勝って政権基盤が安定したこともあって、地金が出たというか一気に右傾化していて気分が悪い。たしかに、「いつまで謝りつづければいいんだ」という議論もわからないでもない。でも、ふだんはともかく、この日ばかりは「深く反省」すべきだし、二度とこのような過ちは繰り返さないと誓うべきだと思うのだが、違うだろうか。折しも、この日、中国初の空母が実弾演習のために出航したというニュースも伝えられた。日本を牽制する意図があってのことだろう。なんだか、これも気持ち悪いことだ。
きょうはお昼前から風向きが南よりだ。最高気温は35.2℃になって猛暑日はつづいているけれど、微妙に夏の終わりが近づいてきているのを感じる。湿度が高いのは玉に瑕だが風は「涼しい」と思える。たぶん今夜も夜中に起きだすんだろうけれど、「お盆を過ぎると・・・」という季節の歩みはちゃんときているようだ。
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