けさの名古屋の最低気温は20.0℃。明け方はタオルケットにくるまっていた。6時30分起床、雲ひとつない青空。きのう夜遅くまで降っていた雨に洗われて、街中がとてもキレイだ。清々しい空気に気持ちよく走りだしたが、走りのほうはあいかわらずちょっともたつく感じ。なかなかすべてがうまくいくことはない。
けさの新聞の片隅のこんな記事に目が留まった。「縁結びで知られる島根県の出雲大社があるJR西日本米子支社は26日、単線での列車待ちで、車掌が流す車内アナウンスの表現を「行き違い」から「待ち合わせ」に変更した。
「『行き違い』は、出会いと縁結びを願って、出雲大社に向かう女性に残酷。『待ち合わせ』にすればロマンチックでは」という、岡山発出雲市駅行きの特急やくも号の男性利用客からのメールがきっかけだとのこと。この特急、遷宮人気もあって、若い女性たちで満席だったそうだ。
なんとなく、小回りの効かないお役所体質のように思えるJR西日本だが、今回、即応したことは好感度が上がるよね。とはいっても「米子支社」だったから即応が可能だったのかもしれないな。ただ、この「行き違い」という表現は、JR東海はもともと使っていないんじゃないかな。武豊線でも中央線の単線区間でも「上り列車の待ち合わせのためしばらく停車します」ってアナウンスしていたような気がする。
妻によれば、今月わが家の「食費」がピンチなんだそうだ。嫁が里帰り出産から帰ってきたあと、しばらくうちにいたことと、それにあわせて次男もうちで食事をしていたことが、その要因として大きいらしい。今月はほとんど外食をしていないしね・・・。毎日の100円、いや、10円、1円の積み重ねも、積もり積もるとでかいってことだ。
そんな庶民のささやかな防衛策が、チラシ特売の効率的な活用だ。うちからいちばん近いところにある食品スーパーは、その前にあったお店がつぶれた跡に居抜きで入ったお店。名古屋とその近郊で4店舗を運営している小規模のスーパーなので、こんなシャッター商店街の中にできてもきっと長続きしないと思われていたのだが、なんだかんだでもう15年以上がんばっている。
車のお客さまの集客を望まず、ご近所から自転車やカートを押しながら歩いてやってくるお客さまにターゲットを絞って、折込チラシも写真こそ使うもののカラーではなく、ローコスト経営を図ることで生き延びてきたという感じなのだろう。ただ、正直言って、肝心の生鮮3品が、B級品とまでは言わないが今ひとつなので、クルマで移動できるうちとしてはメインに使うスーパーにはなり得ていない。でも、この店舗の規模にしてはビックリするような価格で特売をすることがあって、そうした時だけは重宝している。
そのひとつが、毎週月曜日16時からのタイムサービスで、牛乳1Lが100円で提供されている。ただ、ことしのはじめまでは、食パンの6枚切りも100円だったのだが、それがなくなり、お一人様2本限りという制限が、1家族様2本限りに変わり、そして、きのうからとうとう「500円以上お買い上げの方に、お一人様2本まで」という条件に変わった。
1本100円という価格はどう考えても赤字のはずで、100本だったか200本だったか、とにかくこのタイムセールは、客寄せの「経費」としてこの赤字分を充てていたわけで、それをその牛乳だけを買われていてはたまらないというのが、今回の変更の理由であることは明らかだ。つまり、特売狙いのわたしたちが、このスーパーをメインにしているお客様たちに迷惑をかけるような結果になったわけだ。
広告宣伝費に多くを割けないこのお店にしてみれば、定着していたタイムセールの変更は苦渋の決断だったとは思うのだが、きのうの店頭では、変更を知らずに牛乳だけをカゴに入れてレジに並んだ人が止められ、500円以上お買い上げという条件に2円足りないとやはり止められ、いつもよりもうんと長い列ができ、あちらこちらで不満の声があがっていた。「背に腹は代えられない」ということだとしても、これが来店客に影響を与えるかもしれない。
特売狙いのうちですか? う~ん、たぶんもう行かなくなるんじゃないかな。先ほども書いたけれど、生鮮3品がいまいちだし、500円分何を買おうって考えてしまうくらいなら、もう少し高くてもいいから牛乳も他のお店で買うことになると思うなぁ・・・。1つや2つの安い買い物のために余分なものを買っていたら、その積み重ねが「食費」のピンチにつながるからね。