2013.12.25 人事
クリスマスの朝はスッキリとした冬晴れ。ちょうど走りだした7時11分に0.5℃の最低気温を記録しているが、下弦の月を追い払うように上ってきた大きな太陽が、冷たさも追い払ってくれるようでとくに寒さは感じなかった。もっとも、指先はさすがに冷たくなったけど・・・。タイムはさほど変わらないがきのうより脚は出ていたかな?って感じ。きょうも10.8km
予定していた本社からの「仕事のネタ」が届かず、きょうはちょっとスケジュールに余裕がでたこともあって、午後、妻につきあって年末のお買い物その1。ホームセンターで正月飾りや、鏡餅、そしてお正月から新しくするお箸とお茶碗などを買ってきた。先日、GUで買ったあったかくつ下やインナーのシャツも、お正月から使おうと思っている。うちの親がそういう習慣を大事にする人だったので、なんとなく、それが自然のことのように思っていたが、どうも、今はこの「お正月新調組」のほうが少数派のようだ。
きのう資生堂の社長の交替人事が発表になった。来年4月1日付で新しく社長に就任するのは、元日本コカコーラの社長で、マーケティングの分野ではその実績に定評がある魚谷雅彦氏だ。このところ進めてきた経営改革で、業績の低迷から抜け出す目処が立ったので、ここから攻めに転じるということらしい。
資生堂は、昔から上質で品が良いCMを作っているのは知られていると思う。けれど、それがお金をかけているわりに、消費者の購買意欲に結びついていないというイメージが強い。とくにここ10年くらいは、その広告宣伝活動がが「欲しい」とか「買いたい」というお客さまのストレートな気持ちにつながっていなくて、ヒット商品を生み出せないでいたように思う。だからこその、今回のマーケティング重視の人事となったのだと思う。
今回のように、役員経験のない人を外部からいきなり社長に充てるというのは、異例の中の異例だろう。資生堂ほどの大企業だから、虎視眈々と社長の座を狙っていた役員クラスの人も少なくないだろううし、それに連なるいくつかの派閥もあったことだろうから、この先、この異例の人事が社内抗争にならないといんだけどなぁ・・・というのは、余計なお世話かな。
思えば、今、社長兼会長を務めている前田新造氏は、前任の社長が体調不良で退任したのを受けて、急遽社長に 返り咲いたという異例の人事の人。その前田氏が「今の社内の社長候補の役員には、マーケティング分野に精通した人がいない」と、今回の人事を断行したのだが、それが吉となることを、業界に足を置いている身としては祈りたいところ。
わたしが家業の化粧品店に関わりはじめた頃は、全国津々浦々に支店、支社があり、その長になることをステップに、本社に戻り、出世街道を上っていこうという上昇志向の人が多くいた。その一方で、この支社勤務を最後の花道にというギラギラしていない人もいて、サラリーマン社会の厳しさ、おもしろさを傍で見てきた。今回の異例の人事は、そうした出世欲いっぱいで、トップにつながる道筋(派閥)にうまく踏み入れたら、なんとか先(出世)があるというような意識(上昇志向)をもった人には、冷水を浴びせかけられた気分だろうな。
お店の側からすれば、何でもいいから「売れるCM」「お客さまがお店に来てくれる施策」を打ちだしてほしいというところ。業績改善のために、新製品の投下を抑えたり、販促費用を削ったりというのは、ちょっと本末転倒かも・・・って気がしていたので、ここはマーケティングに長けた外部の血を導入してがんばってほしいところだ。
今夜は次男夫婦と孫がやってきてクリスマス会。生まれて6ヶ月ちょっとの孫は、こととしはまだひっかき回すようなことはないけれど、来年は・・・って、鬼が笑いますね。
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