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2014/01/11

2014.01.11 涙また涙

 今シーズン最強の寒波がやっているとニュースが伝えているが、けさの名古屋は氷点下にならず(0.7℃)、ちょっと雪が降ったみたいで道路は濡れていたが積もるまでには至らず、意外におだやかという3連休初日だった。

 あしたフルマラソンの距離を走る予定にしているので、きょうは走らないと決めていた。窓越しに見える青空に、ちょっとモジモジしたけれど初志貫徹(笑)。おとといのこむらがえりの影響もまだ少し残っているしね。

 ということで、本日はインドアで「涙」「涙」の1日を過ごした。はじめの涙は、読みかけを午前中いっぱいかけて一気に読了した池井戸潤の「下町ロケット」。直木賞作品がやっと文庫になってくれたもの。おおまかなあらすじはWOWOWでドラマ化されてものを見たのでわかっていたけれど、それでも、ぐいぐい引き寄せられて、超巨大企業という「難敵」に勝利を収めたところ、そして、タイトルにもあるロケットの打ち上げが成功したラストで号泣。半沢直樹で大ブレークしたけれど、「空飛ぶタイヤ」にしても「鉄の骨」にしても、この手の話はとてもうまい人なので今後も期待だな。まずは「ルーズヴェルト・ゲーム」に早く文庫になってほしい。

 午後の「涙」は、映画「永遠の0」。こちらは原作でも涙が止まらなかったから、映画ははじめからハンカチ必須の意気込み(?)で臨んでいた。まぁ、予想どおりという結果だった。満席とはいかないまでも久々によくお客さんの入ったスクリーンで映画を観たという感じだったし、若いカップルも目立っていたので、「不戦の誓い」を心に留めてもらうには良いことだなとは思ったが、原作に強くにじませてあった、作戦の失敗と、その責任をとらない無責任な上層部という部分にほとんど触れていなかったのは、ちょっと残念。「戦争」のもつ理不尽さをもっと強く押し出してほしかったな。

 防衛省や自衛隊が撮影に協力していたことが、エンドロールでわかった。まぁ、戦争の映画を撮ろうと思ったらやむを得ないことかもしれないし、そもそも今の自衛隊はあくまで専守防衛のための組織なのだから問題はないといえばそうなんだけど、ちょっとだけ違和感を感じたのも事実。だから、イマイチ「反戦」に踏み込めなかったのかなと。

 あしたは、12月につづいて名古屋ウィメンズマラソンのコースをジョグペースでゆっくり試走するイベントに参加。今回も最後尾を走ることにしている。寒そうだけど、陽射しさえあれば問題ない。楽しんできます!

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