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2014/03/19

2014.03.19 手のひら返す

 昨夜の雨が上がって、青空がひろがったけさ7時は6℃。きのうよりはちょっとひんやりするが、けさも肌シャツの上にウインドブレーカーだけでだいじょうぶだった。かかとのパックリの状況は、左足はくっついたようだけど、右はあいかわらずダメみたい。走りだすと、右だけつま先着地気味になって、バランスが悪い走り方なのがわかる。いつもは3kmくらいから痛みが麻痺して、ふつうに走れるようになるのだが、きょうは7kmくらいまでダメだった。でも、いつもどおりの10.8km

 朝刊に載っていたきょう発売の週刊誌の広告には、あの「リケジョ」の星ともてはやされた小保方晴子さんを、色と欲で研究を世に送り出した悪女とこき下ろすような見出しが並んでいた。「小保方晴子さん 乱倫な研究室」「事件のウラに不適切な“情実人事”」「神戸の湾岸高級ホテルを自宅代わり セレブ生活の資金源」などなど。

 マスコミが手のひらを返したように、その論調を180℃変えることは。ままあることだが、ここまで極端なのは久しぶりという気がする。思いきり、理研の広報に乗せられたことへの腹いせ(?)もあるのかな。

 論文や画像の引用や転用はもう否定できない事実のようだけど、このままではSTAP細胞そのものが否定されかねない(現に、週刊誌の見出しには捏造の文字も)ところにきてしまった。ここまできたら、早く本人が出てきて「真実」を語るしかないだろう。

 研究が正しかったこと、STAP細胞は現存していることをキチンと説明すること、あるいは、捏造だったことを認め謝罪すること、そのどちらであっても、一日も早く、そしてしっかりと行わないと、小保方さんの人生が終わってしまうだけでなく、日本の研究そのものへの信頼や評価が揺らいでしまう。

 小保方さんの私生活での姿が、週刊に書かれているような女性だったとしても、それは極めて個人的なことなのでどうでもいい。ここにも書いた気がするが、はじめ、この研究発表のニュースを聞いた時、女性ならではのきめ細やかさと粘り強さ(フルマラソンでも、はじめから最後までイーブンペースで走りきれるのは、圧倒的に女性だ)で、すばらしい研究成果を得ることができたものと感心したけれど、それを裏切られた思いがするのはちょっと残念だ。

 それより何より、他の研究者へ与える影響が気になって仕方ない。地道に研究に勤しみ、それを生業とする人たちを貶めるようなことはしてほしくないものだ。

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