2015.05.26 自販機の話
きのうは、家電量販店業界のことを書いたが、けさは飲料水業界の話を書こうと思う。この秋にも、缶コーヒーの「ルーツ」や、清涼飲料水の「桃の天然水」がなくなることになっていたことはご存知だろうか? JTが秋までに飲料事業から撤退することを発表していたからだ。
きのう、これらのブランドを含むJTの飲料事業、自販機事業をサントリーが買収することが発表になって、これで、かつて一世を風靡した「桃天」も生き長らえることになった。
缶コーヒーに関していえば、「ルーツ」ブランドは、そこそこ知名度はあるものの、サントリーには「ボス」があるから、とくに欲しかったわけでもないだろうし、「桃の天然水」も、最近流行りのほのかに香る天然水からすると、かなり甘ったるい桃天は時代遅れな感じがする。加えて、コーヒーはコンビニのカウンターコーヒーにかなりシェアを奪われていて、厳しい状況のようだから、ここでJTのこれらの事業に1500億円も投資する価値があるのだろうかと思ってしまう。
自販機は値引きなしで販売しているので、きちんと利幅が取れるから飲料メーカーにとっては、重要な販路らしい。ただ、コンビニと同じく、好立地の場所はもう埋め尽くされている感じで、飽和状態にあるようだ。
だからこの買収は、JTが持っている17万台の自販機がその狙い目だったようだ。JTの自販機は、たばこ会社という強みを活かして、オフィスビル内などいい立地に置かれているという。首位のコカコーラの83万台に対して、2位とはいうものの49万台しか展開できていないサントリーには、これは「宝の山」のように映っているのだろう。ただ、以前、ファミマとサークルKの合併のニュースの時にも書いたように、重複する立地のものも相当数あると思われるから、49万+17万で66万台という単純な足し算にはならない(3万台くらいの重複があるらしい)。この大型投資は果たして功を奏するだろうか。
きょうの名古屋の最高気温は31.8℃。5月からこんな調子では先が思いやられるが、まだ朝のうちは涼しくてよい。でも額に汗がにじんでくるまでの時間は確実に短くなっている。けさの朝ランは、結果的にはきのうとほぼおなじペースだったけど、走っている間の気持ちよさはきょうのが断然いい。
ただ、2周目のペースアップは、自然にできているものではなくて、意識して作っているペースなので、ちょっと気を抜くと落ちはじめてしまう。3.1kmだからなんとか気を張っていけるけど、21kmとなるとなぁ・・・。往路5:26/km、1周目5:05/km、2周目4:35/km 復路4:45/km
<10.8km 4:57/km 53.9kg 10.7%>
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