2015.12.17 文壇の女帝
いちばんの冷え込みになるのかな。けさは、スッキリとした青空。朝ランで大江川緑地に向かって走って行くと、日の出からまだ間もない太陽が、まっすぐに照らしてくる。この時間は6℃ちょっとあって、まだ寒くはない。あしたの朝はことしいちばんの冷え込みになるのかな。
暖かったおかげで、ずいぶん遅くまで樹々の色づきを楽しめたけれど、いよいよ見納めかな。大好きなメタセコイヤもしっかり色づいて、その葉をどんどん落としている。イチョウやカエデの鮮やかな色もいいけれど、このメタセコイアの控えめな色づきが好きだなぁ。まるでわたしみたいじゃない(爆)?
ついこの間、「ヒア・カムズ・ザ・サン」を講談社文庫で読んだばかりの有川浩。最近、講談社文庫の新刊として出たこの本は、これが以前、新潮社文庫で出ていた。その当時、読みそびれていて、ちょうどいい機会と手に取ったのだが、実は、新潮社から版権を引き上げていたんだそうだ。
作家が版権引き上げというと、出版社ともめたからと想像するのだが、じつは出版社の方から切られたというのがもっぱらの噂らしい。なんでも、担当編集者が体調をくずしたり、精神を病んでしまったりすることが各社で起きていて、出版社としては、そこまでのリスクとコストをかけてまで抱えておきたい作家ではなくなったということらしいのだ。
昨年には、文藝春秋から版権を引き上げる騒動を起こしていて、テレビドラマや舞台にもなった「三匹のおっさん」シリーズの版権は、文藝春秋から新潮社に移り、そして1年ちょっとでこんどは講談社に移ったんだそうだ。で、今、この文庫は3社のパターンが存在しているらしい。
こちらとしては、そんなことはべつにどうでもよくて、おもしろい話が読めれば、それでいいんだけど、でも、編集者泣かせの「文壇の女帝」という称号は、ちょっと想像できないなぁ。
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