2016.04.19 攻める?
けさは、スッキリとした青空がいっぱいにひろがっていた。朝は空気もちょっとひんやりしていて、とても清々しい。富士五湖本番に向けての調整のひとつで、少しずつ起床時間を早めていくことにしていて、けさはきのうよりさらに30分早い5時30分にアラームを鳴らした。
・・・が、目は覚ましたものの、さすがに昨夜も日付が変わる前にベッドに入ることができなかったので、眠くてダメ。ということで、「あと30分・・・」とおふとんをかけ直してしまって、早起き計画は2日目にして頓挫。あしたこそ・・・。
朝ランは、けさも心拍数を上げすぎないことをテーマにして走ってきた。気持ちよく走れたけど、本番に向けて迷いは消えない。 富士五湖を走るにあたって、ことしも「100km」にエントリーした時に思っていたのは、「ただただトボトボ歩き通した95kmからの長い坂をきちんと攻める(走れなくても前向きにガシガシ歩いて上る)」という目標だった。
昨年、思っていたよりもいいタイムでゴールはできて、60代の部入賞というおまけまでついたものの、じぶんの中では、「最後の競技場までの下りを走るために脚を温存」という言い訳を心のなかでくりかえしつつ、気持ちを前向きにできず、うつむいて上ったあの坂には悔いが残っている。
あれから1年、リベンジをめざしてきたけれど、残念ながら年齢からきているであろう走力の衰えは否定できない。今、あの坂を攻める!という目標でスタートラインに立つことは、わたしのウルトラマラソンのポリシーである「朝から晩まで一日中走っていられるという贅沢」を楽しめず、笑ってゴールテープを切れない結果になってしまいそうだ。
走力の衰えを感じるようになってから、今回はじめて100kmにチャレンジしている仲間のサポートにまわるというのもいいかなって考えるようになっていた。スタートラインに立つ前に、すでに気持ちで負けているような気もするが、仲間の完走のために走るというのは、富士五湖を走ることのモチベーションになるのはまちがいないし、朝から晩まで一日中走っていられる贅沢を楽しむウルトラな1日の過ごし方としては、これもまたただしい選択肢ではないかって思ってきた。
なんていうと、さも完走は当然のことのような書き方で、とても偉そうなのだが、もちろん何が起きるかわからない。11時間で走っても、14時間で走っても100kmは100kmですから。
ただ、この完走サポートの問題は、初100kmの仲間たちが5時スタートなのに対して、わたしのスタートは4時45分ということ。考えようによっては、わたしの制限時間をクリアするペースで走れば、5時スタート組は、常に15分の余裕をもっていることになるわけなので、わるくないプランといえるのだが、56kmの関門が相当厳しくて、ここさえ通過すれば、あとはなんとかなりそうというコース設定なので、そこで15分を削っていなくてはいけないというのは結構キツイかも。ここまでにがんばりすぎると、この先、これが仇になる可能性も高い。
それと、すでに、何人かのサポーターがついているようなので、「船頭多くして船山に登る」ではないが、これ以上大きな集団にしないほうがいいのかもということもある。「攻めていく」のかどうするのかは、もう少し迷ってみるつもりだけど、あれこれむつかしく考えずに、ふだんのポリシーどおり、「朝から晩まで一日中走っていられるという贅沢1日」を楽しく笑って走れたら、それがいちばんしあわせってことだよね。
<10.6km 5:34/km 54.0kg 11.0%>
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