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2016/04/26

2016.04.25 10時間56分38秒

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 チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン100km、10時間56分38秒で完走できました。昨年の記録を8分「超えて」、11時間を切るというおまけもつきました。まだ発表になっていませんが、今回も60代の年代別入賞はできていると思います。全体では、完走者1010人中225位という思いがけないいい結果でした。

 うまく結果が出なかった時の言い訳というわけでなく、嘘でも何でもなく、1年前とは走力が衰えているので、去年を超えるということは目標にせず、とにかく「笑顔でゴール」と、「心拍数を上げない(呼吸が乱れない)ペースで走る」ということだけを考えてスタートラインにつきました。なので、スタートの号砲が鳴った瞬間もほとんど緊張していませんでした。

 前日のお昼のうどんの大盛り、夕食の松屋の牛めしの特盛り、さらにはおにぎり3個食べてのスタートはあきらかに食べすぎでした。走りはじめてからしばらくは、脚が重いんじゃんなくて、お腹が重くてはじめはペースに乗れませんでした。15kmを過ぎ、山中湖に着いたくらいから、とても気持ちよくなりました。湖畔のアップダウンがない区間では、5:40/kmくらいのペースがキープできていました。「このまま100km行けるわけがない、絶対オーバーペースだ」って頭のなかでは警告音がなっていましたが、まぁ、早朝の湖畔ランニングが気持ちよかったということにしておけばいいし、このまま行けるところまで行っちゃえって思っていたら、山中湖が終わり、忍野八海を過ぎ、最初の長くダラダラとした上り坂も気持ちよく走りきり、フルマラソンの距離を4時間20分で通過していました。

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 まだ、このまま行けるというぞと走り続けていくと、気がついたら河口湖を走り終え、71km参加の仲間たちを捉えはじめ、西湖も通り過ぎ、70km、精進湖の奥までキープできてしまったというところでしょうか。

 ここまでくると、間隔が麻痺してきているというか、頭で命じて走っているというよりも弾みがついて惰性で脚が出ているというような感覚で、ただ前に進むというだけ(脚に気持ちがのっていない)という走りになってきていて、走り続けていればごまかせる脚の状態は、いちど止まると走りだすのがホント苦痛なので、河口湖町に入って、信号で止められるのがとてもつらかったです。

 90kmの通過が9時間38分。のこり10kmで1時間20分。これなら去年の記録を更新して11時間を切れるかも?って思ったあとは、ゴールまで一切時計を見ませんでした。正直、脚に余裕が感じられなかったし、95kmから3km続く坂は、かなり早い段階から、ことしも歩くぞ!って思って走り続けていたので、時計を見ちゃうと、歩いている(走れない)自分が情けなく思いそうだったし、無理をしてゴールまでの最後の下りが走れなくなっても困るしと、あれこれ、余計なことを考えてしまいそうだったので、それならもう、時間のことは一切見ない(気にしない)と決めました。

 その長い坂にかかる前のステラシアターのエイドでは、砂糖とクリープをたっぷり入れた甘いコーヒーで喝をいれてスタートしましたが、すぐに脚が止まりました。でも、昨年の轍は踏みたくないので、とにかく腕はしっかり振って、つぶれたんじゃない、ちゃんとゴールに向けてしっかりと歩いているんだって言い聞かせてました。沿道のランナーらしき応援の人から、「いい腕振りですよ、そのままがんばって」と言われました。(走り終わったあと、脚よりも二の腕が疲れてました・笑)

 3km続く坂のうち、まんなかの1kmだけは走りました。それでも10:30/kmが8:50/kmになっただけですが、気持ちの中で「攻めた」「折れなかった」この1kmが、結果的に11時間切りにつながったのだろうと思います。

 ゴール前で迎えてくれたラン仲間のなっかむさんから「切れるよ」って声をかけてもらって、はじめて時計を見ました。まだ10時間55分台でした。うれしかったですねぇ。もちろん、笑顔のゴールという大目標も達成できました。

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 これって、仲間のおかげと心底思っています。このコースは、西湖から精進湖にかけてランナー同士がすれ違える区間がかなり長くあります。それも中央分離帯を挟んだ左右とかじゃなく、それほど広くない歩道ですれ違うので、仲間とのハイタッチやハグとかができます。それと、事前に聞いてはいないものの、ことしもきっとどこかに仲間がいて応援してくれるはずと思っていた(実際に思いがけないところに仲間がいましたし、ことしは立派な私設エイドもできていました)ので、どこで、すれ違っても、どこで追い抜いても、どこで応援の仲間を見つけてもいいように、とにかくトボトボ歩いているような無様な姿は見せない!という思いでいたことが、このペースの維持につながったように思います。要は「いいかっこしい」の部分をうまくモチベーションに変えたというところでしょうか。

 10時間56分38秒。これはみんなに助けてもらい、後押しをしてもらった結果の数字だと思います。ホント、ありがとうございました! このご恩返しは追々また。

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