2016.06.09 元素
きょうの朝刊1面トップは、新元素の命名は「ニホニウム」という記事だった。文系のわたしには何のことやらさっぱりなのだが、これは歴史的快挙なんだろうな。そもそも元素って・・・ということからしてからきし話にならないのだが、今回の元素(原子番号113番)は、もともと自然界には存在しているものではなく、理化学研究所のグループが、大型の実験装置を使って人工的に作り出すことに成功したものらしい。
その実験というのが、元素番号30番の亜鉛と83番のビスマスの原子核を「超々速度」で衝突させるというもので、ぶつかり合って核融合すると30+83で113番の元素ができるという「ウソのような話」だ。
ただし、それがそうそう簡単にはうまくぶつかり合ってくれなくて、11年もひたすらぶつけてきて、その間に3回しかぶつからなかったという。で、そのうまくいった3回でも、113番の元素として存在しているのは、たった1000分の2秒だそうだ。そんな寿命が極めて短いものだから、科学的な性質はわかっていないようだ。
こうした基礎科学は、いずれわたしたちの暮らしにもなんらかの良いものを生み出してくれるはずだと思うが、この研究が何にどう役立つのかは、今はさっぱりわからない。プルトニウムのようなことにならないよう願いたいものだ。
元素周期表の覚え方って「水兵リーベ僕の船・・・」っていうのがあったよね。周期表の1番は「水素」だ。今、「水素水」というのが、ちょっとしたブームになっているらしい。分子上の水素には「抗酸化作用」があるとされているが、今、出回っている「水素水」は、医薬品でもトクホでもないものだから、本来、効果効能は謳うことができないもの。要はただの「水」でしかない。
もともとサプリメントだの、健康食品といったものを信じていないわたし(その昔、商売で扱わせてもらってましたが・・・汗)には、アンチエイジング程度の表現でも誇大な感じがするのに、万病に効く的な怪しげなものまであって、胡散臭いったらありゃしない。まぁ、信じる者は救われるというから、「これはいい!」って人もいるんだろうけど、踊らされないようにしてほしいな。
けさはどんより曇り空。雨は落ちていなかったので、いつもどおり朝ランへ。緑地の木立の中の遊歩道を走っていく通勤の自転車の自動点灯のライトが灯っていた。そんなちょっと薄暗い中を走っている時、視界の先に、ウオーキングの人や自転車が見えなくなると、なんとなく心細くなりますね。緑地からの帰り道は、小雨になった。その細かい雨のシャワーのなかで、緑地との途中に植えられているアガパンサスが、もう少しで薄紫の花を見せてくれるところまできていた。あしたかな? あさってかな? たのしみだ。
<10.6km 5:31 54.0kg 10.7%>
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