2016.12.16 おぼっちゃま
ロシアのプーチン大統領が来日して、安倍総理との首脳会談が行なわれた。共同記者会見を聴くかぎり、安倍の「おぼっちゃま」の外交ベタが明らかになっただけという感じがする。じぶんの地元山口の温泉旅館に招いたとか、通訳だけを入れたサシの首脳会談をしたとか、パフォーマンスでは魅せてくれたが、結果は良いようにあしらわれただけって印象だな。
プーチン大統領は、遅刻魔として有名らしい。今回の山口宇部空港への到着も2時間40分遅れだった。きょう山口から東京へ向かうのも1時間遅れだったらしい(大統領専用機のトラブルもあったらしいが)。きょうの都内の移動で、経団連でも講道館でも、常に安倍総理が先に到着して出迎えたのは、ホスト国として当然のこととしても、両国の事務方が分単位で詰めたであろうスケジュールを狂わせてしまうあたり、したたかさがみてとれる。
プーチン大統領の元奥さんが、デートの約束の時間に1時間以上遅れることはいつものことと語っていたそうだが、この約束の時間に遅れるというのを、外交のテクニックとしていたという説もある。バチカンでのローマ法王との会談に1時間遅れて登場したこともあるし、エリザベス女王は14分待たされ、ウクライナのヤヌコビッチ元大統領は4時間も待たされたそうだし、ドイツのメルケル首相との会談には、4時間遅れたらしい。イギリスのメディアがいうには、「プーチンにしてみれば、1時間の遅刻なら、それは尊敬の念の表れだ」ということなので、2時間40分、山口のホテ(温泉旅館)で待たされた安倍の「おぼっちゃま」」は、端から問題外だったんだろうなぁ。
プーチン大統領もオバマ大統領も、安倍の「おぼっちゃま」は、なんども首脳会談をしたから、俗っぽい言い方をすれば「ダチ」のように思っているんだろうけど、じつはそうでもないってことに気づかなくっちゃね。
例えていうのなら、おなじ野球部に所属していて、「チーム一丸となってがんばろう!」って心底思っているのが「おぼっちゃま」。でも、ほんとうは、おぼっちゃまは補欠。それも、野球部の運営に、親が多額の寄付をしているから、とりあえずベンチ入りの16人の中に入っているだけ・・・という現実を知らなすぎるのが「おぼっちゃま」なんだろうな。今回も「経済活動」にはちからが入っているもんな。
来週、「真珠湾」に現職総理大臣として初めて出向くそうだが、政権延命を確固たるものにするためのパフォーマンスに惑わされないようにしなくちゃね。
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