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2017/04/07

2017.04.07 お別れの会

 62歳で逝ってしまった先輩とのお別れの日。余命1ヶ月を宣告されてすぐから、自ら葬儀会館の担当者と細かく段取りしたという「お別れの会」に行ってきた。会のあと、出棺、斎場に向かうというところだけが、ふつうの告別式と同じで、それ以外は、献花はしたけど、僧侶はいないし、お経も焼香もなし。だから数珠はいらなかったな。

 スライドショーでこれまでの人生を振り返った後に、お礼のことばが映し出され、それを当人が読み上げる。「笑顔でお見送りいただければ幸いです」結ばれたそのあいさつは、病室で録音されたものだという。

 昔から真面目で几帳面で、段取りをキチンとつけ、気配りも欠かさない先輩らしい「お別れの会」だったけど、最後は、ここまでしなくても、みんなに甘え、わがままに振る舞えばよかったのに・・・って思ってしまう。でも、わがままに過ごすには1ヶ月は短すぎたんだろうなぁ。

 笑顔で送ってほしいというご本人の願いに、なんとか応えられたかなって思うのだが、スライドショーの中でと、献花の時にくり返し流された、本人が唄うアリスの「帰らざる日々」は、たまらなかったなぁ。あらためて聴いてみるとすごい歌詞だったからね。

 じぶんのお別れの会をプロデュースしておこうとまでは思わないが、エンディングノートはそろそろ作っておいたほうがいいのかも。社員持ち株会に預けてあるうちの会社の株券も、わたしの名義に書き換えておいたほうがいいなとか、遺産相続(といっても、わたし自身が父母から相続したものだけど)についても、みんなに等しく渡るような道筋を考えておいたほうがいいなとか・・・。この間も書いたけど、来年には父親が逝った63歳になるのだし、もうすごろくの上がりは近いんだろうからね。

 高校の部活でお世話になった先輩なのだが、その部活の仲間できょう参列していたのは、わたしに会いたいって言っていると連絡してくださった先輩(友人代表も務めていた)と、もうひとりの先輩だけ。わたしたちの年代は、わたし以外名古屋にいないので、連絡はしなくていいって本人から言われていたので、誰も参列していなかった。これも、先輩の気配りなんだろうな。

 あらためて思うこと。先輩にしろ、後輩にしろ、あと、趣味の仲間でも、仕事の仲間でも、とにかく「会える」チャンスがあるのなら、会っておかないと後悔するだろうなってこと。「呑みませんか?」って、声をかけたら断らないでくださいね(笑)、そして誘われたら、スケジュールをあわせられるものは断らないようにしなくちゃ・・・って、単に呑みたいがための口実かな(爆)

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