2017.07.06 ギャップ
台風3号が駆け足で通り抜けていってから中1日おいて、きょうの名古屋はきれいな夏空が広がった。梅雨前線が南に下ったので、北からの高気圧に覆われて、陽射しは強いが、朝の空気はカラリと涼しかった。朝の最低気温は5時過ぎの21.4℃、7時で24.1℃だから快適だ。
そんな空を眺めたあとに目を向けたテレビの画面には、橋が流され、ぷっつりと切れてぶら下がる鉄道の線路が映し出されていた。自然に対して、人はほんとに無力なんだなと思う。そこに官房長官の映像が飛び込んできた。一字一句間違えないようにという感じで「棒読み」されたその記者会見は、被災者を思いやる心が感じられなかったなぁ。
現地では、自衛隊、消防、警察など多くの人たちが、夜を徹して警戒し、人々の命を守ろうと懸命の活動をしているのだが、それとのギャップには、失望感が大きい。関係閣僚会議も開かれたようだが、どうも体裁を取り繕ったという感じに思えてならない。菅官房長官とか、麻生副総理が、長靴履いて、スコップ持って現地入りしたところで、大して役には立たないけど、そういう心でいるんだということが伝わってこない。・・・ということは、本音ではそう思っていないってことなのかな。
そうそう、岡崎市からは、全国に1台しかない全地形対応車「レッドサラマンダー」が、九州に向けて出動していった。もちろん、このレッドサラマンダーが出動しなくていいというのが望ましいんだけど、今回、初出動となったからには、活躍してきてほしいものだ。
線状降水帯って気象用語を耳にしたのは、広島で発生した集中豪雨のときだったかな。幅20~50キロメートルくらいの線上に伸びた地域に、積乱雲が次々と発生して強雨をもたらすことという定義らしいが、今回はまさにそれだったようだ。
気象庁によると、5日未明にかけて列島の東海上へ抜けた台風3号の影響で湿った空気が残っていたところ、大陸側の高気圧に押されて梅雨前線が南下。前線に沿う形で東北南部から中国地方にかけての範囲で「狭い雲の流路」(気象庁)ができた。そこへ太平洋高気圧の縁を回るように温かく湿った風が断続的に流れ込み、大雨を降らせる積乱雲が次々と狭い範囲に集中した。ということらしい。
研究は進んでいるようだけど、まだ完全に予測できるところには至っていないようだ。
けさの朝ランは、九州の方には申しわけないが、気持ち良い青空のもとで走ってきた。緑地ではセミの鳴き声が。まだ、あちらで1匹、こちらで1匹という感じで、大合唱には至っていないが、青空にセミとくると、やっぱり「夏だ」って気分になるね。人工池の水面には、樹々の緑と青空が映っていたが、それをアメンボが揺らしていた。テレビで見た濁流とのギャップがすごいね。
<10.6km 5:50/km 52.8kg 9.7%>
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