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2017.09.28

2017.09.28 はたらきかたの危機

 50歳で自営のお店を閉めて、宮仕えに転じてから12年。東京、福岡での単身赴任から、名古屋に帰って在宅勤務をはじめて6年が経った。この間、クビを言い渡されてもしかたがない大きな失敗もしたし、会社が大きくなるにつれて変わっていくいろいろなことに、戸惑いや失望を感じて、もう無理かなって思ったことも何度もあった。そして今、猛烈な違和感と失望とで、かなり凹んでいる。日中は、月末30日が土曜日ということでの前倒し進行で、ぐずぐず言っていられる状況じゃないけれど、一旦、仕事にキリをつけて、目先の作業から頭を切り替えると、一気にまたそのもやもやしたものがふくらんでくる。在宅勤務でストレスなく働けていたのに・・・。

 今、わたしは嘱託職員というかたちで働いている。仕事の中身は正社員だったときと変わらない。1年間の契約で、どんなに残業しても、休日出勤しても、契約書で取り交わした金額以上の収入は得られない仕組みだった。とくにタイムスタンプを押す必要もなく、朝、走って帰ってきて、8時30分頃にPCの電源を入れたら、そのまま眠るまでつけっぱなし。夕食の時間で区切りをつけた時も、深夜まで営業しているお店から依頼の電話やメールがあれば、ふたたびデスクに向かっていたし、夜眠る前にメールチェックして、作業を求めるものがあれば、お風呂あがりだろうと対応してあげている。

 土日も(お正月も)お店は営業しているので、何かあれば対応してあげていたし、年に4回、大きなセールがあるときには、レジのサポートに出張していた。これはかならず土日を含むものになる。年中無休のサポートセンターなんていう言われ方をしたこともあった。でも、お店の娘たちから「電話しやすい」って言ってもらえるのはうれしかったし、昔の自営業で培ったものもあって、現場は大好きなので、連勤なんてまったく苦にしていない。

 ことし7月、年度替わりから親会社に転籍になった。元々12年前はこの会社に就職したのだが、福岡に単身赴任している時、リアル店舗を運営する子会社に転籍していたので、出戻りというところだ。戻ってきた親会社は上場企業となっていて、12年前のベンチャー企業から、すっかり「会社!」という体に様変わりしていたし、社員の数も何倍にも増えていて、ワンフロアで、あの人は○○さんと、他の部署の人の名前まで覚えていたことが、まったく信じられない。

 転籍によって変わったのが、毎日、出勤、退勤、外出、戻りをPCから記録するようになったこと。そして、報酬が「みなし残業45時間分を含む」という契約になったこと。仕事の内容は今までと変わらない。

 正直にタイムスタンプしていたら、7月の時間外勤務が80時間を超え、8月は100時間を超えてしまった。デイリーのルーティンの作業を抱えているので、夏休みも使わずじまいだったし、休日出勤の振替休日も取得できなかった。

 ただ、わたしとしては、今までと何ら変わりないし、不満はまったくない。休日にでることも、自ら進んで決めていることなので、全然苦にしていない。逆に「みなし残業」を超えた部分に時間外勤務手当がついたので、びっくりするやらありがたいやら。

 しかし、上場企業たるもの、こんなワーカホリックな嘱託職員を認めるわけにはいかないとばかり、今、強烈な指導が入っている。電通のようになってはいけないというが、「鬼十則」があって会社ぐるみで強要していたのとは訳が違うと思うのだが、「自ら進んで」だろうが「苦にしてない」としても、「週休2日、1日8時間」は厳守事項なんだそうだ。

 過労で倒れそうってことはまるでなく、「会社に殺された」なんていう恨み言(遺書)を書こうなんて思いはほんのこれっぽっちもなく、在宅のストレスない勤務と、時々の現場サポートを楽しんでいるというのになぁ。

 曰く、「会社として伊藤さんの在宅勤務を可としているのは、「勤務時間の管理や調整は自分でできますよね」という前提条件があります。そして、勤務時間に関しては「1日8時間で業務を終える」(たとえ翌日に持ち越すことになっても)ことが原則です。どうしても翌日に持ち越せない業務があるときのみ、時間外の業務が発生するものだとお考え下さい。」ということだ。

 10月は1日が日曜日だ。月初は、前月の売上速報値を各店舗に配信したり、数十社に月間売上集計を提供する仕事があって、ほぼ1日8時間の工数程度の仕事量がある。なので、今週のtodo管理表には、10月1日の休日出があらかじめ予定してあるのだが、これにも、「これらの業務を「持ち越すよりは、早く片づけてしまったほうがよい」のは、なぜでしょうか? 伊藤さんの気持ちの問題ということであれば、これらの業務での休日勤務は今後は認められません。土日を挟んで週明けの対応とするようにお願いします。メーカーや店舗には私の方から土日祝日の対応は難しいことを伝えます。」という意見がついてしまった。一応、今回は、かならず振休を取るという条件付きで了承してもらったのだが、どうやら今後は通用しないらしい。

 さらには、「店長会議やセール応援など、移動を含む事業所外業務が発生した場合に、その移動時間分を埋めるために残業が発生しているようにも見えます。そこで、まずは、今の勤務時間が落ち着くまでは、現場の調整に任せてきた移動が発生する業務を一切不可とすることを検討しています。」ということで、わたしの大好きな現場へでるという楽しみが享受できなくなるようだ。

 お店の娘たちから「年中無休サポート」とか「夜間窓口」とか言われてきた看板を降ろさざるをえないみたいだし、お店への出張もなくなる。宮仕えの身としては、「楽しい」とか「好き」だというような仕事を選択できるわけじゃないのは、わかっているが、これは、わたしの「はたらきかた」の最大の危機かもしれない。

 上場企業のコンプライアンスって、本人が自ら望んでする時間外勤務や休日出勤でも一切認められないってことなんだね。全然苦にしていないし、それが元でからだを壊すこともないし、ブラック企業だって訴えることもさらさら考えちゃいないんだけどなぁ。それこそ、出張を否定されたことのほうがストレスになりそうなんだけど・・・。

 あぁ、凹む。 あ、けさは雨で走れなかったし・・・、凹む。

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