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2017/11/30

2017.11.30 引っこ抜く

 雨は降っていなかったけれど、けさの朝ランはお休み。故障とか疲れとかではなく、月末のきょうと、月初のあしたは仕事のスケジュールがびっしりなので・・・というのがその理由。きのうのバス旅行のための有給休暇と、月曜日NAHAからの帰りのための午前休と、月末月初に非就労時間を作ってしまったのでやむを得ない。日曜日のフルマラソンにリフレッシュした状態で臨めそうなので、まぁ、このくらいのほうがいいのかもね。

 神戸港の開港150周年を記念し、神戸メリケンパークに世界一大きなクリスマスツリーを立てるプロジェクトが物議を醸している。プラントハンターの西畠清順という人が立ち上げた企画なのだが、富山県氷見市の樹齢150年、全長30メートルの「あすなろの木」の大木が引っこ抜かれ、神戸港まで輸送されて、今月17日にメリケンパークに植樹されている。この企画、移植した上でメリケンパークのシンボルにするのかと思ったら、クリスマスが終わったら、小さく切り刻んで記念品に加工されるということだったので、ネットを中心に非難の声があがったというのが、その経緯。

 クラウドファンディングでお金を集めて、こんな樹に可哀想なことをするなんて・・・というのが、企画に否定的な声をあげている人に共通している思いなのだが、一方で、日本林業協会などからは「樹齢150年のあすなろの木が伐採され、商品として加工されるのは普通」という見解がでている。そもそも加工用に使われるあすなろの木を伐採するタイミングというのは「大きくなったら」ということらしく、この木の高さ30mというのは通常の伐採時期なんだとか。むしろ「大きく育つ前に切る方が、かわいそうだ」と言われることが多いのだそうだ。

 ただ、わたしが違和感を覚えるのは、この木を伐採した氷見市で加工品を作るというのなら、さきほどの林業関係者の声も腑に落ちる。でも、今回の企画は、多額の費用をかけて神戸まで輸送し、一旦、植樹(?)してから切り刻んで記念品にするという一連の流れに、「お金儲け」の匂いを感じるからだ。すでに3億円の借金をしていると西畠氏は語ったそうだけど・・・ホントのところ、どうなのかな?

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