2018.07.08 良識的
名古屋に青空が戻ってきた。甚大な被害をもたらした今回の大雨もとりあえずピークを超えたようだ。状況が明らかになってくるにつれて、その被害の深刻さが伝わってくる。なんともことばがない。震災の時もそうだったが、こうした大きな災害が発生すると、かならずシンボリックな場所(今回でいえば倉敷市のまび記念病院とか)というのができて、それが集中的に報道される。しかし、死者や行方不明者がでていないというだけで軽んじられる(?)中に、日常を失うという点ではもっと多くの人や家が被害を被っていることが多い。災害からの復旧を目指していく中で、そのことは忘れてはいけないような気がする。
最近はSNSで、いろいろな情報が拡散していく。断水に伴う給水車の情報、通行できる迂回ルート、無料開放を決めた温泉施設など、被災した住民にとって有益な情報も多く流れているのだが、現場の画像を撮ろうと通行止めの看板を無視して入り込んでいくクルマが後を絶たないという情報もある。たしかに、先に書いたようなマスメディアに取り上げられない被害の状況を伝えるという点では一定の意味はあるかもしれないが、それとこれとはわけが違う。良識的な判断を期待したいところだ。
倉敷市といっても範囲が広い。まったくなんの被害がない地域のほうが広いわけで、そこに住む住民が、雨があがった日曜日。何か手伝えることはないかと倉敷市に問い合わせると、「今は自衛隊に救援要請をしているので」ということで、ボランティア受付の体制が整っていなかったそうだ。たしかに、浸水被害の全容すら把握できていない中では、そこまで望むのは無理からぬことだし、やむを得ない。たぶん、つぎの週末にはその体制も整うことだろうと思う。
倉敷市のツイートには、こういうものもあった。
倉敷市からのお願いです。現在、倉敷市では個人の方からの救援物資を受け付けていませんが、真備町川辺橋前に沢山の支援物資が置かれており、自衛隊の通行の妨げになり困っています。お気持ちは大変ありがたいのですが、支援物資を川辺橋前に置かないようお願いします。
何かしたいという気持ちはわかる。でも、無秩序なままにことが進むと、せっかくの善意も迷惑になりかねない。ここでも、良識的な判断を期待したいね。さて、わたしは何ができるかな・・・。
きょうは稲沢の親戚宅で、叔母の一周忌の法要。いとこたちが顔を合わせるのは、こういうときくらい。63歳のわたしが「ひでくん」と呼ばれ、アラウンド70のいとこを「えっちゃん」とか「かっちゃん」と呼ぶちょっと不思議(?)な時間を過ごしてきた。来年は、この叔母の三回忌と、早くに亡くなったいとこの七回忌、そして叔父の十三回忌が重なるんだそうだ。その1年先の法事で、またおたがいを昔のままに呼び合う時間が過ごせるといいねと言いながら帰ってきた。いやぁ、ほんとこの歳になると1年先のことはわからないもんね。
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