2019.06.10 感謝!
2泊3日のとても濃厚な「飛騨高山ウルトラマラソン」ツアーから帰ってきました。ことしも初の100kmに挑む仲間の完走請負人を務めました。これまでの最長が71kmという彼女に、まだ見ぬ風景を見せてあげたかったのですが、残念ながら69.2kmの給水エイドでリタイアを申し出て、レースを終えることになりました。昨年の経験を踏まえて、飛騨高山スキー場までの長い上りを含め、前半で少しでも多くの貯金をと思って引っ張ったつもりだったのですが、飛騨高山のコースはそうは簡単に攻略させてはくれませんでした。彼女はホントに悔しかっただろうなぁと、申し訳ない気持ちですが、気持ちだけではクリアできないというのが現実でしたね。
一部の人にはカミングアウトしましたが、じつは前日「ぎっくり腰」をやってしまっていました。ワイドビューひだで高山入りして、列車からホームに降りるとき、あれっなんかおかしいなって気づいたので、となると、思いあたるのはキャリーケースを網棚に上げようとしたときにやったのかなということくらいなのですが、いずれにしても、「えっ! きょうになって・・・」というところ。
時間を追うごとに、座っている状態から動き出す時とか、靴を履いたり脱いだりするときとかに感じる痛みが大きくなってきて、いよいよこれはやばいぞという感じ。受付後、みんなででかけた日帰り入浴では、ジェットバスを当てつづけたり、ストレッチを試みたりして、朝2時30分起きを迎えたのだが、残念なことに、背筋をまっすぐ伸ばせず、ベッドの柵につかまって、よっこらしょと起き出さなくてはいけない状態。動き出してしまえば痛みはないし、ふつうに歩けたし、腰と脚は違うからなんとか走れるだろう・・・と迷いはなくスタートラインには立った。
走り出してみれば、はじめ少し違和感があったものの、とくに支障はなく、想定したペースでふつうに走れたので、走っている間は「ぎっくり腰」ということは忘れていたくらい。それでも、51kmくらいのところに毎年私設エイドを出していることがわかっていたあつまる施術院の先生にメッセンジャーで「ヘルプ」を伝えて、エイドに到着すると同時にテーピングなどのケアをしてもらった。これって、公認レースだったら、他人の助力をもらったということで失格だよなぁ・・・って、そんなエリートランナーでもないからべつにいいんだけど。そんなあつまる先生にも「完走」で応えることができず申し訳ないなぁ。
今回の「飛騨高山ウルトラ」には、わたしが加わっているメッセンジャーグループだけでも20人を超える仲間が挑戦していたし、他にも、知り合いが大勢。加えて、わざわざ応援や私設エイドのためだけに名古屋から駆けつけてくれた大勢の仲間もいた。じぶんのこどもと同じくらいの年格好の仲間もたくさんいる。この歳になっても、利害が絡まず、上下関係もなく、ただ、こうして一緒に走ったり、呑んだりできる仲間に恵まれているってことには感謝しかない。ありがとうございます。
年々、維持するのが厳しくなってきている走力だけど、少しでも長く、こうした楽しい時間を過ごせる仲間たちと走っていたいなぁ。
夜になって、ぎっくり腰の症状と、69kmを走った疲れとが重なって、腰が固まったような感覚が強くなってきた。背筋がちゃんと伸ばせず、腰の曲がったおじいちゃんみたいな歩き方をしている(おじいちゃんであることはたしかだけど・笑)。たぶん、今がピークだろうな。もう5時起き生活はしないので、今夜はゆっくり眠ってからだを休めてあげよう。
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