2019.07.10 忖度
ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏がきのう亡くなった。その訃報を受け、けさの民放の情報ワイドは、こぞってジャニー氏の死去を大々的に取り上げていたようだ。わが家の朝は「Zip!」だ。6時30分に起きてきて、テレビのスイッチを入れたとたんから、走りに出た7時過ぎまで、いくつかのレギュラーコーナーを除いて、ジャニーさん一色だった。
「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」、そして「最も多くのチャート1位を獲得した歌手をプロデュースした人物」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されていることでもわかるが、この人の業績にはケチのつけようがない。なので、民放の番組が一色に染まることもわからないでもないが、けさのZip!の出演者にはちょっと違和感があったな。
メインパーソナリティの桝太一アナウンサーをはじめ、出演者全員がネクタイこそ着けていないものの黒系のジャケットを着ていたのだ。女性の出演者も、白いブラウスに黒いジャケットといういでたちだった。Zip!のあとの「スッキリ」でも、ほとんどの出演者が黒や濃紺の服装を着ていたそうだ。そのうちのひとり徳光和夫さんは、黒いネクタイに黒いスーツを着用していたらしい。
たしかに日テレは、「嵐にしやがれ」「ザ!鉄腕!DASH!!」に加え、ことしの24時間テレビメインパーソナリティを嵐が務めるのだから、ジャニーズ事務所には、決して足を向けて寝られないんだろうけど、ここまで「忖度」するかなぁ・・・。
わたしは、フォーリーブスの現役時代も見ているくらいだから、長きに渡って男性アイドル、男性タレントを発掘し、育ててきたその功績はじゅうぶんに理解しているつもりだ。でも、強大なチカラを持つに至ったことで、功罪相半ばしているのもたしかだと思う。事務所を離れた元SMAPのメンバーの干され方を見ればわかるとおり、テレビ局だけでなく、あらゆるマスコミが、忖度をせざるをえないほどの影響力をもって芸能界を牛耳っていたのは、果たして好ましいことだったのかな。
先月18日に救急搬送されたことも、一部の週刊誌が採り上げたことで、ネットでは事実として受け止められていたが、今月、公式に嵐の松本潤が記者会見で発表するまで、報道管制が敷かれていたし、亡くなったのが夕方16時47分ということなのに、ニュース速報が流れたのは23時過ぎだった。こんなふうにコントロールできてしまうってことが、ちょっと怖い。でも、これでそんなファシズムのような体制も崩壊するのかもしれないね。
そんなことを考えながらのけさの朝ラン。きょうは、おろして3回目のニューシューズということで、やっぱり、きのうのへたったシューズとは走りが変わる。くもり空でひんやりしているのもいいのかもね。
<10.6km 6:15/km 52.9kg 9.6% 平均心拍数135>
けさの朝ランで撮影した花たち。1枚目と2枚目は、緑地に向かう新幹線の線路沿いに咲く花。アガパンサスは、4週間の離脱中に盛りは過ぎてしまっていて、花の数が少ない。
紫陽花は、他よりも少し盛りを迎えるのが遅い品種なのかな。まだまだ目を楽しませてくれそうだ。
最後は、わが家のひまわり。小さいなりにガンバって咲いてくれた。けなげだなぁ。
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