2019.11.12 先行き不安
スッキリ晴れたけれど、きょうも朝ランはおやすみ(あしたはリハビリランかな?)。ふたたび仕事が山になりかけているので、8時前からログインする。でもって、きょうも長い一日。
きのう11月11日は、中国では1(ひとり)が並ぶということで「独身の日」とされている。2009年から大手インターネット通販サイトの「アリババグループ」がセールをはじめて、初年度から予想以上の売上があったということから、「独身の日」のセールが定着、年々、その流通総額が増大してきている。
ことしは、2684億元、日本円にして4兆2000億円と過去最大の売上を記録している。この数字だけを見ると、米中の貿易摩擦で減速している中国経済も、まだまだ底力あるじゃんというところだけど、裏側をみると、結構危ういものがあるようだ。
去年の売上からの伸び率は26%増ということだけど、これは去年の27%を下回り、最も低い水準に終わっているし、取扱高を積み増すために「不動産」をセールに出したり、無利息で24カ月の分割払いを可能にしたり、クレジットの上限額を引き上げたりと、売上の数字をつくるためになりふり構わずだったらしい。割引のための原資に500億元(7500億円)つぎ込んだという話もあるので、見かけの売上の数字はすごいけれど、じつは利益が上がっていないというところかもしれない。
きのうから、うちの近くのお好み焼きともんじゃ焼きのお店が、全品半額セールをやっている。某ステーキレストランは、全品20%offをおなじくきのうからやっている。外食チェーンでは、次回使える金券でキャッシュバックというやり方が多いので、この「直」引きというのは、なんか切羽詰まったものを感じるな。テイクアウトの軽減税率8%というのが、地味に効いているのかもしれない。
知り合いに話を聞いていると、クルマも売れていないというし、マッサージ屋さんも、消費税増税に合わせて価格改定(値上げ)したことで、客足に影響が出ているそうだ。年末商戦に向けてムードは悪いなぁ。
大嫌いなこの国の政治のトップを務める人は、「祝賀御列の儀」のパレードで、車の窓を開け、沿道の人びとに手を振っていたというし、公費を使った「桜を見る会」に地元の後援者を大勢招いているようだし、わけのわからないやじは飛ばすし、前からわかっていたことだけど、自分の権力を誇示するだけの人間だから、市井の人々のつましい暮らしぶりなどわかろうはずもない。この国の行く末(孫たちがおとなになった時)がますます心配だ。
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