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2020/02/18

2020.02.18 右に倣え2

 マラソン大会の中止が「右に倣え」で全国に広がりそうな件について、きのうに続いて思うところを書いてみたい。

 きょう、次の日曜日(23日)に犬山市で行われる予定だった「第42回読売犬山ハーフマラソン」の中止が発表された。お知らせでは、「犬山市民のみなさまやランナー、協力いただくボランティアの方々の安全・安心を最優先とし、やむなく中止の判断に至りました。」と、理解を求めている。おなじ23日に開催の「姫路城マラソン」は、開催する方向で対策を強化しているというが、どうなるだろう。

 きのう、東京がこういう判断をしたとすると、「右に倣え」となるのは自明の理。と書いた。もちろん、ランナーの立場からいえば、なんとしてでも開催してほしいと思う。

 でも、世の中大多数のランナー以外の人からしてみれば、どうして市中感染が発生していると言われるこの時期に、そんな大勢の人間を集めるイベントを開くのだということになるはず。東京マラソンを走ることができることの価値は、ランナー以外の人にはわからないからね。

 わたしがエントリーしている兵庫県の丹波篠山市で開催の「丹波篠山ABCマラソン」(3月1日開催)を例にとってみよう。エントリーしているわたしは、感染者が発生している名古屋市に住んでいる。丹波篠山市の住人にしてみれば、その名古屋在住の人がマラソン大会参加のために街を訪れることを100%歓迎できるかといえば、できればきてほしくないと考えるのがふつうだと思う。

 万全の体制で望むと言っても100%安全ということはありえないので、市民に少しでも不安に思う声があるのならば、ここは「右に倣え」となるのは当然だし、東京が先鞭をつけてくれて助かったというところもあるかもしれない。基本的に、行政のこの横並び体質は好きじゃないのだが、今回に限っては、「右に倣え」も、個人的にはありかなって思っている。あ、そりゃあ走りたいですよ。

 わたしは、これまでに大雪や台風で大会中止ということを複数回経験しているが、大会参加費は返金しなくていいと、エントリーの際の規約に明記してあるから、苦渋の決断としてもまるまる損害を被るわけではないということを、きのうここに書いた。でも、参加賞を後日送ってきたりするし、エイドで使用するドリンクなどは、すでに手配が終わっているだろうから、剰余金が発生するほどでもないはずだ。

 そして、中止を決めたものの、とても厄介なのが、計測チップの回収だろうな。東京や名古屋ウィメンズなどは、前日の受付で参加賞や計測チップを渡すのだが、わたしが参加する予定の「丹波篠山ABC」も、中止が決まった「読売犬山ハーフ」も、あと「静岡」なども、事前にゼッケンや計測チップなどを送っている。このチップ、紛失すると実費2000円徴収というくらい、そこそこ高価なものだ。ランナーがじぶん都合で不参加を決めた時には、郵送料はこちら負担で返却する決まりになっているのだが、大会側が中止を決めた場合はどうするんだろう?(読売犬山はまだそのことについての発表はない)そもそも、中止を全員に周知することも結構、難題だったりする。大会関係者は頭が痛いだろうなぁ。

 たぶん中止だろうなぁ・・・とモチベーションは大きくダウンしたけれど、きょうも朝ランにはでた。玄関のドアを開けたら雪が風に舞っていた。ことしはじめて見た雪に、俄然テンションが上がる。雨だと家の中に戻りたくなるのに、雪だとよろこび勇んで走りだすあたり、ガキみたいというか、犬みたいというか、能天気というか・・・。でも、10分ほどで陽射しがでてきてしまうと、とたんにペースが上がらなくなる。きょうは5:15/kmが最速。まぁ、しかたない。
<10.6km 5:32/km 54.8kg 13.0% 平均心拍数138>

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