2020.09.01 煽る
きょうは防災の日。夕方6時、近くの区役所から防災無線の試験放送が流れていたが、相変わらず何を言っているか聞き取れなかった。今、台風9号が沖縄近海を通過し、九州北部に接近しているが、気になるのが、今夜にも本州の南の海上で台風10号になると予想されている熱帯低気圧だ。この週末にかけて、日本上空に張り出している太平洋高気圧がちょっと勢力を弱めるようなので、まっすぐ本州に向って北上してきそうなのだ。こんどの週末は、大勢のラン仲間と会えるはずのイベントが予定されている。それに影響がでそうだなぁ。
きょうにも台風10号になろうかという熱帯低気圧だけど、きのうの結構早い時間からTwitterでバズっていた。そのネタ元は、アバンギャルド(前衛的)気象予報士と称するKという人が書き込んだツイートで、欧米の予測データを引用して次のように書かれていた。
見てはいけないものを見てしまった。
すでにネット界隈ではざわついているので私もツイートしちゃいますが、台風10号候補の勢力と進路がヤバすぎる。
欧米の予測データによると、9月6~7日ごろに伊勢湾台風など歴史的な勢力で西日本を直撃する進路になっています。
台風に対する備えを呼びかけるのも気象予報士の仕事だけど、ここまで煽るような書きかたってどうなんだろうって思っていたら、案の定、「SNSで不確実な情報で(意図的に)不安を煽る気象予報士からはリテラシーの程度が知れますね」などと批判されていた。本人も「まだまだこの予測は勢力も進路もブレが大きい」と釈明しているけれど、SNSはこういうのを拡散させるの大好き(?)だからねぇ。
そもそも、気象業務法において、予報業務許可事業者であっても、台風の進路予想などの災害に関連する現象についての独自の予想(または気象庁発表以外の情報)の発表は、殊に一般向け予報において、許可に付加される条件をもって制限されているということだ。台風となるまで進路予想をださないという決まりにはちょっと改善の余地があると思うけれど、気象予報士が、勝手に進路を予想するのは好ましくないというのはわかるな。
ただ、きょうになって、気象庁(日本気象協会)も、もうすぐ台風10号になりそうな熱帯低気圧については週末にかけて厳重警戒するよう情報を流しはじめている。正しい情報を伝えたいということと、日本近海の海水温が記録的に高いので、台風が強力なものに発達する可能性が高いので、早くから注意が必要ということなんだろうな。
引用されているヨーロッパの進路予想は、日本のように予報円を使わず、1本の線で進路を描いたものが多い。スパコンの計算によって、どんどん書き換えていくんだろうけど、なかなかにして潔い。そのうちの1つは、まさに伊勢湾台風とおなじような紀伊半島上陸という線を描いている。今後の情報が気になるところだ。
きょうも8時10分スタートで走ってきた。雲は多めだったものの、陽射しも射し込んでいて、走り始めから汗だく。きょうもまた、途中で時計をあまり確かめず、きつくないペースで緑地内を2周して帰ってきた。午後からは、ちょっと涼しくなったので、そのほうが距離を走れたかもね。きょうも緑地ですれ違ったのは2人だけだった。
<10.6km 6:10/km 53.6kg 16.7% 平均心拍数127 体年齢37>
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