2021.01.03 残念
おなじ距離を走るのに2倍近く時間がかかる市民ランナーくんだりに、偉そうに論評されたくないだろうなって思うけど、大逆転を許し総合2位に終わった創価大学のアンカー小野寺くんを誹謗中傷するような発言は許せないから思うところをひとつ。
小野寺くん、ホントに体調がいまいちだったのかもしれないけど、わたしは、9区の石津くんが区間賞の走りで駒沢大との差を、誰もがもうこれで決まりと思う3分19秒差にひろげてタスキをつないだことが逆にプレッシャーになったような気がする。緊張感が緩んだということではなく、「ふつうに走れたらもう間違いない」と誰しもが思ったこの余裕のタイム差が心理的にキツかったんじゃないかな。で、走り出してみたら、あたまで考えているようには走れていない(km3分を超えていたみたいだから)ということになって、どんどん悪循環になっていったように思う。おそらく、新八ツ山橋を過ぎたあたりからゴールまでは、駒沢の石川くんに追いつかれ、一気に抜かれたところを含めて記憶にないくらいなんじゃないかと思う。
箱根駅伝を見終えたあと、わたしも走ってきたんだけど、心拍数がきのうと変わらないのにkmあたりで10秒以上速く走っていた。あたまで「速く走ろう」とか「ペースをあげよう」とか考えていたわけじゃない。きょうの小野寺くんはこの逆で、じぶんでは2:50/kmくらいで入ろうと思っていたはず。それが、目に見えぬプレッシャーとかに絡めとられた結果、わけがわからないうちに逆転を許したんじゃないかな。だから、小野寺くんを責めちゃいけない。ここは、駒沢の石川くんを素直に褒めよう。あと創価大は、残念ながら全日本大学駅伝に出られなかったので、実戦の経験の差が出ちゃったのかな。
2位に終わった直後、「信心が足りない」というような駅伝とは見当違いの誹謗中傷がTweetされていて、とても残念な思いがしたけど、すぐに、それを否定するTweetがあふれたのはタイムライン(トレンドトピック)を見ていてうれしかったな。あと、「2位で悔しいと思えるチームとなった!」という日テレ森アナの実況も、2位でのゴールの瞬間を笑顔と拍手で見届けていた創価大の陸上部の寮生たちも素晴らしかった。なんにしても、小野寺くんに心の傷が残らないようにしてあげないとね。ただ、第三中継車の上重アナウンサーの泣かせに走るエピソード盛々のレポートは、尺も長かったしくどかったな。スポーツをエンターテインメント化することには賛否両論があるし、わたしも思うところはある。でも、つくられたストーリーで笑わせたり泣かせたりするバラエティよりはまだマシだとは思うけれどね。
きょうも芦ノ湖の復路スタート直後の中継点では、アスファルトを力強く蹴って走っていくランナーの靴音が聞こえた。でも、ゴール前の歩道は何重にも人垣ができていた。あんなに応援自粛要請がでていたのになぁ。自粛警察を気取るつもりはないけど、これはホント残念だね。
先にも書いたけど、箱根駅伝を見たあとに走りにでたきょうは、心拍数がきのうとほぼおなじな(わずかに少ない)のに1kmあたりで12秒速かった。駅伝を見て上がったテンションのままに走れていたってことかな。走り始めはちょっと左脚が重かったんだけどね。
<13.7km 5:44/km 53.0kg 20.0% 平均心拍数130 体年齢38>
夜は、VS魂~教場Ⅱまで、5時間24分テレビの前だった(苦笑)。
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