2021.08.06 読み飛ばし
広島市の平和記念式典に出席した菅総理が、あいさつの原稿を読み飛ばして、意味不明な内容になったとSNSで批判されている。式典後の記者会見で読み飛ばしを謝罪しているが、誰しも間違いやミスは犯すものだけど、総理大臣たるもの、ミスは許されない場面はあるわけで、まったくもって情けないかぎりだ。
意味不明となった部分は以下のとおり・・・
「広島および長崎への原爆投下から75年を迎えた昨年、私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で、ヒロシマ・ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない核軍縮の進め方をめぐっては各国の立場に隔たりがあります。このような状況のもとで核軍縮を進めていくには……」
のちに公表された本来読むはずだった原稿は以下のとおりで、( )の中が読み飛ばした部分だ。
<広島及び長崎への原爆投下から75年を迎えた昨年、私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で、「ヒロシマ、ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に、日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない
(世界の実現に向けて力を尽くします。」と世界に発信しました。我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です。近年の国際的な安全保障環境は厳しく、)
核軍縮の進め方をめぐっては各国の立場に隔たりがあります。このような状況のもとで核軍縮を進めていくには……>
「核兵器のない世界」の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です。という決意が表明されなかったことになる。なんだかなぁ。
演説やあいさつや、答弁の原稿を側近が書くことは、100歩譲って許すとしよう。でも、そこには、総理自身の思いや決意や理想が、総理の言葉として語られるようになっていなくてはいけないだろうって思う。ましてや、重い意味をもつ平和記念式典のような場で語られるあいさつを、読み飛ばしても気づかないくらい、原稿を読み込んでいない、作り込んでいないということに、ホント憤りしかない。総理としてはもちろん、人としてありえないと思うな。
以前にも書いたけど、コロナ対策での記者会見でも然り、一生懸命、相手に思いを伝えようという姿勢はまったく感じられない。きょうのあいさつでは、読み飛ばしの前にも、「広島市」を「ひろまし」と、「原爆」を「げんばつ」と言い間違えたと言うし、ちょっとどうにかしてよって感じ。プロ野球やJリーグの監督なら、とうの昔に引責辞任だよなぁ。
突如発表した、重症患者などを除き、自宅療養を基本とするとした方針は、何度緊急事態宣言を出しても、一向に言うことを聞いてくれない国民に対して「意趣返し」として突きつけた刃だとわたしは思っているが、少なくとも、為政者としてあるまじきものと思えてならない。野党も力不足なので、政権交代とは言わないが、もう少しちゃんと国民に向かってこころがこもった話ができる人と総理は替わってほしいよな。
けさも5時起きで、幼児園の送りの前に「朝ラン」完了。朝の最低気温がきのうよりさらに高い27.8℃の熱帯夜。走り出した6時25分で28℃を超え、帰ってきたときには30℃近くまで気温が上がっていた状況では、きょうも心拍数を抑え、熱中症にならないように走るしかない。なので、きのうよりいちだんとゆっくりになってしまった。
<13.7km 6:17/km 52.4kg 14.8% 平均心拍数131 36.3℃>
12月に予定されていた「とびしまウルトラマラニック」が、来年春に延期となることがきょう発表された。このマラニックは、「地域とのふれあい」が大きな目的となっていて、エイドでのとびしま海道のみなさんとの交流がとても楽しみなのだが、コロナ禍ではその実現が難しいというのが理由だ。中止ではなく延期という判断はとてもうれしい。ただ、体力、走力が歳とともに衰えていくのには抗えないんだなぁ。100kmの道のりととびしま海道のみなさんとのふれあいを楽しめるだけの走力を維持することを、これからの日々のランのモチベーションにしていこうかな。
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