2021.09.11 情けない
朝6時起床。タオルケットにくるまって寝ていたんだけど、脚に少し汗をかいていたりして、肌寒いんだか蒸し暑いんだかよくわからない夜だったな。
7時過ぎに走り出そうと思っていたのに、7時前から雨がポツポツ降りはじめた。雨雲レーダーの予測では、だんだん雨は強くなり10時過ぎまで降り続くということだった。朝ランする気満々だったんだけど、みごとに気持ちを削がれた感じ。雨音を聞きながら、ズームインサタデーをダラダラと見て、8時過ぎから読みかけていた宮部みゆきの杉村三郎シリーズの「昨日がなければ明日もない」を手にとる。
なんといってもストーリーテラーとしては超一級の宮部みゆき作品なので、読みはじめたらとまらない。晴れ間がひろがった午後も、走りに出ることより文庫本のページを繰ることを選んだわたし。夕方前には読了。感想は読書メーターに書いたものをFacebookにも転載してあるのでそちらを見ていただくとして、走れなかった(走らなかった)ことを、情けないって後悔はしない読書タイムだったかな。
だんだん日が短くなってきて、秋の夜長って季節になってきた。これからは「読書の秋」になっていくのかな。文庫本の在庫が少なくなってきたから、ちょっと調達しなくちゃいけない。前回は楽天ブックスを使ったけど、こんどはどこのオンラインストアを使おうかな。
緊急事態宣言が延長になる。その発表に合わせて、希望者のワクチン接種完了を前提とした出口戦略「ワクチン・検査パッケージ」も発表されて、行動制限の緩和のロードマップが示されている。あくまで希望者のワクチン接種が完了した時点での緩和で、宣言が発出されているうちは、酒類の提供が可能になったり、イベントの人数制限がなくなるわけではないのだが、「あと少しの辛抱だ」と基本的な感染予防策をがんばろうと考えるようになればいいと思うけれど、楽観的な空気が醸成されることは間違いがない気がする。
緊急事態宣言慣れしてしまっている中で、最後の一踏ん張りをしてもらおうと繰り出した出口戦略だと思うのだが、逆効果になりはしないか心配になる。これは、11月までには必ず行われる衆議院議員選挙に向けて政府与党の支持率アップのためだと思うけれど、国民はそれほどバカじゃないと思うけどな。
自民党総裁選挙も、おなじく選挙を見据えて、自民党の支持率アップのためのパフォーマンスの様相を呈している。それを、トップニュース扱いで時間を割いて報道するマスコミには情けない思いがする。そして何より情けないのは、当選のために自らの信条をオブラートに包もうとする河野太郎ワクチン担当大臣だな。右寄りであることを隠そうとせず、強い信念を感じさせる高市早苗とは大違いだ(わたし個人としては好きではないけど)。ずっと「脱原発」や「派閥解消」、「女系天皇の容認」とかを声高に語ってきた河野太郎はどこに行ったのやら。信条を曲げてでも、総裁(首相)になりたいってことなんだろうな。
世論調査で、軒並みトップの評価を受けたので、ここはチャンスと見て取ったのだろうね。Twitterを駆使した高い発信力が人気の要因と思われるけれど、かならずしもこれが総裁選の地方票に反映するわけではないし、まして、議員票で優位に立つためには、現実路線をとらざるを得なかったということなんだろう。自民党総裁となったものの副総理止まりだったお父さんからの悲願を達成したいということもあるんだと思うけど、二世議員にありがちな高飛車で上から目線な態度は、もし、今回総理の座を射止めたとしても短命に終わるだろうなって気がするな。・・・って書いてきたが、今回の総裁選にも、ぜひ当選させたいって思える候補者がいない。あぁ、どうにかならないものか、この国の「政治屋」どもは。
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