2022.03.24 退路を断つ
ランニングをはじめて32年目に入るのかな。タイムは走りはじめて5年から10年の頃をピークに、すべての距離に於いて遅くなる一方だ。走りはじめて15年目の50歳のときから6年つづいた単身赴任時代に、完全なウィークエンドランナーになったことで一気に走力が落ちたことが大きかったなぁ。
もちろん、ランナーを職業としているわけではないんだし、好きで続けているのだからタイムだとか順位だとかということはどうでもいいんだけど、でも、ある程度のラインを引いてそれ以下にならないようにすることは、走り続けていくために大切なんだと思っている。そのために単身赴任を終えて名古屋に戻ってから続けてきたのが、日本陸連への登録登記だ。俗にエリートマラソンと言われる大会には、陸連に登録したランナーしか出場できないのだが、もちろん、そんなレベチなことを想定しているわけではない。
主だったマラソン大会は日本陸連の公認コースで行なわれるので、そこで走ったときのタイムは公認記録となる。それって、ランナーとして認められているってことだよなぁ・・・って、はっきりいって「自己満足」に過ぎないんだけど、それが、モチベーションになってくれると思ってやってきたんだよね。実際、60代でフル3時間50分以内という記録があったことで、一般の抽選枠ではなく、アスリート枠で優先エントリーができたことがあるし、かつては最前列からスタートできた大会も多かった。
サブ4(4時間切り)がギリギリという状況になってきて、最後にもういちどそれを達成したら陸連登録に区切りをつけようと思っていたのだが、コロナ禍による大会の中止が相次ぐ事態となってしまって、サブ4をめざすことができなくなってしまった。この3月までの2021年度は、11月の富山、1月の愛媛、2月の大阪と公認コースでの大会を3回走れることになったので、2年ぶりのフルマラソンとなった富山で42.195kmの距離感を取り戻して、愛媛でサブ4を狙い、達成できなかったら大阪で再チャレンジという画を描いていたんだけどね。
富山を気持ちよく4時間17分で気持ちよく走りきれて、さぁこの勢いで・・・と思ったところで、愛媛も大阪も中止になってしまった。くわえて、高血圧の服薬治療をはじめることになったり、心電図の波形の乱れを指摘されて、心エコー検査を受けたり、花粉症で沈んだり・・・。3月1日から2022年度の陸連登録の受付が始まったものの、たぶんこの先ランナーをつづけていくにしても、「ゆっくり長く」の方向に向かうだろうなという思いが強いし、そもそも4時間を切れないようなレベルのランナーが陸連登録なんておこがましいって思いもあって、登録料を振り込む気分になれずにいたんだよね。登録料もそこそこするしね。
ここ10日ほど迷いに迷ったんだけど、やっぱりもう1年だけ「サブ4」を目標にチャレンジしてみようと気持ちを固めて、大安吉日のきょう、登録料の振り込みを行ない、登録申請書を投函してきた。かくなる上は、退路を断って言い訳することなく目標達成に向かっていくことにしようってところ。こうやって文字に残すことも、これを読んだラン友さんを証人にすることも、退路を断つことのひとつだね。どういう路線でいくかなぁ・・・。いちどは走りたいのにとことん相性のよくない愛媛はどうするかなぁ・・・。ちょっと楽しみが増えたな。でもまず目先の楽しみは、4月2日のウルトラうどんマラニック60kmと、6月の飛騨高山ウルトラ71kmだけどね。
そんなランナーとしての決意を固めた日だけど、きょうはいいお天気だったのに走れなかった。地域支えあい事業と民生委員のおしごとに加え、まんなかの孫の幼児園のおならびさんの送迎ポイントへの送りに、上の孫の習い事への送りなどなど・・・。走らなかったのではなくホントに走れなかったんだ。まぁ、またあしただな。
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