うどん県高松市で開催された「ウルトラうどんマラニック」を走ってきた。うどん5食+あん雑煮を完食し、60km
を制限時間2時間を残して無事完走! 楽しかったなぁ。
このマラニック、5軒のうどん屋さんと屋島山頂の茶店がエイドになっていて、5食のうどんとあん雑煮を食べ、60kmを走るというもの。スタート前にもゴールにも「うどん脳くん」がきていて、主催は走友会(でも社団法人だったけど)ながら、観光やうどん屋さん業界をしっかり巻き込んでいる感じだ。
7時スタートで、6.4km走ると最初のエイド「手打ちうどん ひさ枝」ということなので、朝食はウィダーインゼリーのみにしたので、1杯目のうどんは沁みたなぁ。ここのうどんはザ・讃岐うどんという感じのかけうどんだった。
15.6km、2軒目の「上野製麺所」は、カレーうどん。名古屋の若鯱家みたいなルーがかかっているというものではなく、おつゆがスパイスの効いたカレー味というもの。つゆの味はこれがいちばん癖になるって感じだったかな。
24.4kmの3軒目の「情熱うどん わらく」は、とり天ぶっかけ。ぶっかけのおつゆがあっさりしていて、その分、つるつるとしたうどんのなめらかさがひきたっていた感じ。お店の人も薄かったらしょうゆをかけてくださいねって言ってたけど、ちょっと薄味だったかな。
32kmの4軒目、「ふる里うどん」では、ミネストローネスープのようなトマトベースのおつゆでいただくうどんがだされた。いやぁ、これが意外に合うんだよね。
うどんの最後39kmの「うどん処 しんせい」は、オーソドックスなぶっかけうどんだった。ちょっとやわらかめなうどんだったけど、モチモチ感はすごかった。シンプルイズベストって感じかな。
うどん5食は全然問題なくつるっといただいたし、脚も動いてくれたので、フルマラソンの距離までは、順調そのもので、疲れも残らず、思っていたよりかなり早くゴールできるかもって感じだったのだが、屋島に登るスカイウェイに入った42kmからは、一気に難行苦行に。心拍数を上げないような走りしかしてこなかったので、心拍数が150を超えたあたりから一気に走れなくなってしまった。なので、登りは結構歩いたなぁ。これ、今後の課題。
山上の縦走コースはまぁまぁ走れて、気分良く最後のエイド(49km)の桃太郎茶屋へ。ここでいただいたのが香川の郷土料理の「あんもち雑煮」。白味噌のお汁にあんこいりの餅が入ったものなんだけど、これが意外とイケたんだよね。からだが甘いものを欲していたせいもあるかな。
屋島からの下りは往きのスカイウェイ(ドライブコース)とは打って変わって急な下り坂。しかも、石畳風になっているので足がすべりそうで、ただでさえ下りが苦手なわたしは全然走れない。少しはタイムが稼げるかと思ったのだが、逆に平地よりも遅くなってしまったし、一気に脚に負担がかかったのがわかる。ゴールの高松シンボルタワーが見えてきてからは、ふたたび「走れる」ようにはなったけど、いやぁ、ラストに屋島をもってくるあたりえげつないなぁ(笑)
スタート前のブリーフィングで、コロナ禍でボランティアが足りず、コース誘導ができないところがあると伝えられたけど、何ヶ所かで、ここで合ってる?って、近くを走っていたランナーさんと確認しあったし、誘導がないのに自信をもって(?)角を曲がっていくランナーさんの背中を追っていったことも何度か。で、ゴール近くの58km過ぎで、角を曲がりそこねて、200mくらいロスをしてしまった。走友会レベルの大会なんだし、事前にコースをトレースしたGoogleMapを提供しているんだから、それを見ながら走ってよねって言われたら反論できないけど、コースロスした人結構いただろうな。
ただ、コース自体はよくできていたと思う。協力してくれるうどん屋さんの配置だったり、コース誘導の必要がなく、安全な河川敷やドライブウェイ、山上の縦走コースを組み込んだりしていたのは、なかなかすごいと思う。それだけに、コース誘導の不足はちょっと残念かな。そこそこの参加料をとっているからねぇ・・・。まぁ、むつかしいところだけど。あ、でも、めっちゃ楽しませてもらった(ミニ缶のビールが提供されたサプライズエイドもあった・笑)ので苦情として書いたわけではありません。