2022.12.12 走りは赤点
3年ぶりにリアル開催された「とびしまウルトラマラニック」を走る2泊3日の旅から帰ってきた。総じて「満足」のゆく3日間だったけど、もう少しできただろうなぁという後悔の念もこころの結構大きな部分を占めていたりする。
今回が3回目の開催となる「とびしまウルトラマラニック」は、広島県呉市の7つの島が7つの橋で繋がった「安芸灘とびしま海道」をめぐる100kmのマラニック、第1回大会にでかけて以来、その虜になってしまったこのマラニック、とにかく各エイドのおもてなし感が半端ない。それが3回目にしてさらにパワーアップしていた。そのエイドの提供メニューを完食してきた(カレーにしてもうどん汁にしても結構なボリュームだ)のだから、「マラニック」という点からすれば100点満点「以上」だ。でも、100km「ウルトラマラソン」という点からみたら、努力不足で赤点ってところだな。マラニックだから制限時間を16時間と長く設定してあることに救われたってところだからね。
夜走りはしないひとであるうえに、春から夏にかけてなんでもないところでの派手な転倒を3回もしてしまって以来、とにかく転ばないようにと足元を気にしながら走るようにしているので、ヘッデンで照らす足元を見ながら走る(進む)時間は極力短くしたくて、ざっくり前半を実走km7分+エイド40分、後半を実走km8分+エイド50分という配分の、実走12時間30分、エイドとトイレ休憩などが1時間30分のトータル14時間で、19時にはゴールできるようにするという目標を立てていたんだけどね。
結果は14時間38分34秒。前半は想定内でクリアできたんだけど、走り込み量の不足は後半の脚をしっかり止めた。くわえて、60km手前で足指にできたマメがつぶれてしまった。それ自体はよくあることなんだけど、今回は迷った挙げ句にジャストサイズよりちょっと指先にゆとりがあるシューズを選んでいたので、着地のたびに指先がシューズの先端にあたるので、歩くしかないみかん山への上りだけじゃなく、そこから海岸線までのタイムが自然に稼げる下り坂も指先が痛くて時折歩きがまざったりした。これは正直誤算だったな。
14時間38分というのは、3年前の第2回大会よりも1時間半ほど遅い。今回、早い段階から歩きがまじるようになって、はじめて気づいたのが、エイドとエイドの間の距離が長いこと。ここで、気持ちを切らさないようにするのが大変だった。
90kmを過ぎてからの強風にも脚が止まった。最後の橋の上で横から叩きつけるように吹きつけた「暴風」には、からだを支えるのが精一杯で走ることできず、トンネルを抜けて、あとは下るだけとなった2kmちょっとも、足指の痛さで結局早歩きでしか進むことができなかった。完全にたらればだけど、この10kmを含む、ヘッデンを点けてからの時間をもう少し走れたら、14時間ギリギリもじゅうぶん狙えたんだけどなぁ・・・(ホントか?)
見苦しい言い訳は、この楽しいマラニックを開催に導いてくださった高島実行委員長以下スタッフのみなさんだったり、こころのこもったおもてなしのエイドを開いてくださった地域の婦人会だったり、若い人たちだったり、たくさんのボランティアのみなさんに対して失礼なこと。ここはなにより「感謝」の気持ちをお伝えしなくちゃね。ありがとうございました。目いっぱい楽しませてもらいました。
そして3日間ご一緒してくれたランナーの「娘」たちにも感謝だな。おかげで楽しい時間を過ごすことができました。どうもありがとう。
次は来年4月の「奥熊野いだ天ウルトラマラソン」。2月に白内障の手術を受けるので、また走り込みが不足しそうだ。ロング走をうまく組み込んでいかないとな。
あ、こんどの日曜日、みえ松坂マラソンを走るんだった😅
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