2023.04.01 一生分の満開の桜
「湖に浮かぶ露天風呂を愉しむ 5つの日本100名城と6つの日本さくら名所100選を巡る 西日本さくら旅情4日間」の最終日。きょうも快晴、そして満開の桜に恵まれた。3泊4日のツアーで毎日快晴だったというのははじめて。そして、花をめぐる旅で、すべて見頃だったというのもはじめて。もっとも、今回は愛でる花がサクラ一択だったということもあるけれど。
ツアー最終日のきょうは日本100名城・日本さくら名所100選の鳥取城跡、久松公園のサクラと鳥取砂丘、そして日本100名城の竹田城跡訪ねるというコーススケジュール。なんといっても圧巻だったのは竹田城跡。サクラが満開のタイミングとドンピシャだったし、すっきりとした青空にも恵まれたので、もうこれは天下人になった気分だったなぁ。
下々の民のとんでもない苦労の上に成り立ったであろう山城だけど、あそこに城を建てたいと思うに至る殿様は想像に難くない。あそこから見下ろすのってそれはもう気持ちよかったに違いないからね。
鳥取城跡、久松公園でのいちばんは、日本ではここだけという巻石垣。石垣の崩落を防ぐことを目的に築き足されたもので、ふつうそういう目的で築き足された石垣はいずれも角を持ったもので、角を持たない球面の石垣はここにしかないんだそうだ。もちろん、いま見られるのは2012年に復元されたものだけど。
ふつう鳥取に立ち寄るツアーは鳥取砂丘に寄るだけというのがほとんど。今回のツアーはさくらの名所100選をめぐるツアーなので、この鳥取城跡がコースに組み込まれたんだけど、添乗員さん曰く、ホントに珍しいことらしい。事前にこの巻石垣のことアピールしてもいいのになぁ。きょうもそこまで行っていない人が多かったみたいだし。
今回、6つの日本さくら名所100選をめぐったんだけど、それに含まれていない竹田城跡のサクラも感動的な美しさだったし、バスの車窓からもそこかしこに桜並木、桜の森、お寺などの大きな一本桜を見ることができた。竹田城跡から新大阪駅に向かう高速道路から見えた兵庫県丹波市氷上町の「加古川堤防の桜並木」は、5kmにわたって1000本の桜が続いているらしく、近畿豊岡自動車道はそれに並行して走っているので、延々とサクラを目にすることができた。
この歳になると、あと何年満開の桜を見ることができるんだろうって思うんだけど、なんか今回のツアーでもう一生分の満開の桜を愛でてしまったかもなぁ。あ、これで終わりじゃなくてまだ来年も見たいけどね(笑)。
« 2023.03.31 3日目 | トップページ | 2023.04.02 解放 »
コメント