2023.08.02 一日一善
けさ走っていたときのこと。大江川緑地内の周回の2周目を終えて東側の入口に戻ってきたら、手押し車のうしろで遊歩道に腹ばいになっているひとがいた。どう見たって歩き疲れてちょっとひと休みというわけではなさそうなので、駆け寄って声をかけると「起こしてくれ」っていうことばが。意識はしっかりしているんだということがわかって、ちょっとホッとしたんだけど、いざ起こそうとすると、やせたご老人ではあったのだが、脚に力が入らないようでそのまま全体重を預けてこられるので、そう簡単にはもちあげられない。
あとから思えば、腕をとって脇の下にわたしの肩を入れればよかったなってことなんだけど、とっさにはそれを思いつけず、ただ上半身を抱きかかえて立たせようとしたのでダメだったんだなぁ。そこにウォーキングの男性が通りがかかったので、その方にも手伝っていただいて、なんとか遊歩道脇の石段に腰かけさせることができたのだが、いやぁ、なかなか大変だったなぁ。
尋ねてみると、枯れ葉で足を滑らせたみたいで、そのはずみで手押し車が前に進んでしまって掴まるものがなくなって倒れたということらしい。とくにケガをしている様子もなく、当のご本人がわたしたちに「もうだいじょうぶだから行ってくれ」というので、ウォーキングのひとは帰っていったし、それ以上の「おせっかい」はやめて、わたしは3周目に向かった。
でも、どうにも気になってしかたなかったし、ちょっと脚も重くなってきたこともあって、3周目は3分の2ほどで切り上げて戻ってきてみた。すると、道路をはさんで緑地のとなりのパチンコ屋さんの駐車場をゆっくりゆっくり手押し車を押して歩いている姿が見えた。あぁ、よかったなぁって思ったんだけど、その5~6m前を歩いている人が見えたのがちょっと気になったりして。
これはあくまで想像だけど、大江川緑地に散歩に行きたいってご老人が言って、息子さんが、しかたないなぁと言いつつ、クルマで連れてきたんじゃないかなって思うんだよね。ジャージのパンツに枯れ葉がついていたりしたら、転んだのかと問い詰められ、見知らぬ人に起こしてもらったなんてことを言おうものなら、だから言わんこっちゃないって怒られちゃったんじゃないのかなぁ・・・なんてね。未来のじぶんのことのようでちょっと複雑な気分だったりして。
その大江川緑地でのきょうの走り。もう「北海道マラソン」本番まで4週間を切っているし、ここにきて一喜一憂するのはやめようと思っているので、あいかわらず数字的には見るべきものはないけれど、楽しく走れたから文句なし。「善いこと」をしたので気分もわるくなかったしね。そうそう、大江川緑地では圧倒的に少数派のツクツクボウシの鳴き声もこの夏はじめて聴けたなぁ。
<13.9km 6:28/km 平均心拍数137 53.5kg 16.7% 36.2℃>
先日購入したプーマ。早く走ってみたいんだけど、きょうはお日柄が良くないのでデビューは先送り。あしたもお日柄イマイチだし、用があって走れないだろうから、4日大安が初プーマかな。
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