2023.12.13 遺憾?
臨時国会の閉会にあわせておこなわれた岸田総理の記者会見を生中継で見た。
冒頭の総理の発言の中で、「これから年末に向けて、予算、税制、診療報酬・介護報酬等の同時改定など国民の生活や国の基本政策に関わる重要な決定が目白押しで大詰めを迎える。政府与党として国政に遅滞をきたすことがないよう全力を挙げなければならない」と述べ、「これから年末にかけて重要な政策決定が続く。私自身が、党の先頭に立って国民の政治への信頼を回復すべく、それに全力を尽くすとともに、政策の推進に支障が生ずることがないよう、政府与党を挙げて高い緊張感を持って臨む」と強調し、最後は「国民の信頼回復のために火の玉となって自民党の先頭に立ち取り組んでいく」と発言を締めくくっていた。
その後の国会記者クラブの幹事社の質問まで見ていたが、こうして書き起こした文字で読むのと違って、ことばからは、真摯な姿勢で国政に臨むという覚悟がまったく感じられなかったなぁ。ギリギリまで推敲を重ねたということだったが、側近が書いた「作文」を読み上げたって感じで、まるっきり説得力がなかったし、「火の玉となって」なんていう強い気持ちはまるで感じられなかったなぁ。もともと、この人の語り口は、どちらに向いて話しているんだろうっていうような、どこか他人事のようにしか聞こえないしね。
そもそも「政策集団(派閥)の活動、ひいては自民党の政治活動に政治資金の観点から厳しい目が向けられ、国民から疑念を持たれるような事態を招いていることは極めて遺憾だ」という冒頭のことばからして、完全に他人事だしね。ここは自民党総裁として「謝罪」でしょうに。
ただ、これは政治に無関心で選挙に行かずじまいだった大多数の国民が招いたことだということも忘れちゃいけない。じぶんの1票ではなにもかわらないって考えは捨てて、この候補者はホントに「できる」人なのか、この政党はちゃんと国民のほうを向いているのかをしっかりと見極めて、国民の「権利」を行使するようにしないよね。今、もし総選挙が行なわれたら、この国が変われるチャンスなんだけどなぁ。
ひさびさに真面目な話を書いたら、ちょっと疲れちゃったなぁ。
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