2025.10.27 接客

　わたしは小売業の家庭に生まれ、2代目として30年その家業を継いだのち、ITベンチャーが新規にはじめる小売やEC事業に関わるかたちで宮仕えに転じたという人生を送ってきたので、小売業の接客には思うところがある。

　きょうの午後は、接客についての企業姿勢の良し悪しが明確にわかる場面に遭遇。良いほうは眼鏡市場のお店。わたしたちくらいになると視力はあまり変わらなくなるし、とくにわたしは白内障の手術をしているので、メガネって一度つくると、そうそう買い換えることはない。それでも、フレームの調整とかはしてほしいわけ。

　眼鏡市場のお店って、ここでつくったメガネなのでいいですか？って態度をとらなくても、ウエルカムの姿勢がはっきり感じられるんだよな。きょうも鼻パッドも替えておきましたってサラッと言われたりしてる。

　悪いほうは、某コンビニチェーンのうちセルフレジを推しているお店。もともとコンビニにホスピタリティあふれる接客など期待はしていないが、15時すぎワンオペで営業していたこのお店、呼び出しのベルをチンと鳴らすと、それはそれは面倒くさそうにスタッフがカウンターの中に入ってきた。もちろん、挨拶などあろうはずもない。

　このチェーン、来店時の対応についてのアンケートがくるのだが、それをさせないためか会員コードを読み取っていない。これは接客時のルールに違反してるはず。好きなコンビニなんだけど、セルフレジ推しのお店は総じてダメなんだよなぁ。

　ここまで酷いと、クレームをつける気持ちにもならない。要は「２度と行くもんか」ってことだよね。